赤ちゃんは泣いているか、眠っているかだけではありません。「くぅ~」「あ~」というような、小さな声を出すことをご存じですか。これは、言葉の獲得への第一歩「クーイング」と呼ばれる発声です。
クーイングは意思を表すものではありませんが、お母さんや周りの大人がその声に繰り返し反応していると、赤ちゃんは自分以外の人の存在に気付くようになります。
クーイングから徐々に、唇や舌を使って「ばぶ」「あう」など、2つ以上の音を使って発する言葉「喃語(なんご)」が出始め、「ぶーぶ(車)」や「わんわん(犬)」などの意味のある発語が始まります。
赤ちゃんの言葉の発達には個人差がありますが、そのうちに、あたかもお話をしているような声を出すようになると「まるで大人の話を聞いているみたい」と微笑ましくなりますね。
赤ちゃんが発する喃語をゆっくり真似てみたり、「いないいないばあ」やくすぐり遊びをしたりするなど、発声を引き出す言葉をかけて、赤ちゃんを「言葉のおくるみ」で包んであげましょう。
まだ返事をしない赤ちゃんもお母さんたちの声を聞きながら、言葉を覚えていきますよ。
問合せ:子育て支援課子育て支援係
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