■「おんぶ」の魅力! 「おんぶひも」のススメ
さまざまなアイデアグッズが生み出される昨今では、どんどん便利なグッズが出回り、昔ながらの物が使われなくなっています。「おんぶひも」はその一つではないでしょうか。おしゃれで機能的な「抱っこひも」が普及し、「おんぶひも」を見かけることは少なくなりました。
おんぶも抱っこも、大人の肌のぬくもりを直に感じることができ、子どもに安心感を与えることにつながります。加えて、子どもを前で抱える「抱っこひも」に対し、背中に背負う状態になる「おんぶひも」は、背負う側の前面が空き、両手が自由に使えるようになるため、掃除や洗濯などの家事をしやすいという利点もあります。
また、おんぶをすると、子どもも大人も頭が同じ位置、同じ向きになり、同じ目線で同じ景色を見ることができるようになります。おんぶをしながら、「ワンワンきたよ」「お花きれいね」など指差しをしながら話しかけることで、子どもは大人の視線の先にある物を一緒に見て同じ気持ちを共有できるようになります。これを「共同注視」と言い、二人以上の人が同じ対象や事柄に注意を向けることで、「好きな物を相手に伝えて共有したい」「共有したことをうれしいと感じる」など、コミュニケーション能力を発達させる上での基礎となります。
さらに、おんぶをして前にかがんだり傾いたりすることは、子どもの「平衡感覚」を鍛えることにもつながり、頭の位置の変化に対応できるようになります。平衡感覚が鍛えられると、ハイハイへの移行がスムーズになり、やがてトンネルくぐりや前回りなどができるようになります。そしてゆくゆくは、肩車やお馬さんごっこなど、親子のふれあい遊びのバリエーションが増えることにもつながりますよ。
◆お子さんの健やかな成長をサポートしています
インターネットでさまざまな情報が得られる時代ですが、市保健センターでは保健師や助産師などが子ども一人一人の様子を直接確認しながら、子育て中の皆さんの悩み事や困り事の解決を目指しています。
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