[house]住ま居る日記

35／48

■空き家対策の担い手
今回は、下のイラスト(本紙参照)の「自分の終活を始める」に関する話をご紹介します。　
前回は、地域の人々が連携して信頼関係を築く新しい共助の担い手が必要であるとの話をしました。本号では、空き家対策の担い手について考えてみましょう。　
空き家が発生する最も一般的な原因は「相続」です。そのため、住宅の所有者とその家族が「住宅を空き家にしない」という意識を持って、必要な準備を進めることが重要です。具体的な準備として、「わが家の終活」から始めることをお勧めします。わが家の終活とは、今住んでいる住宅を将来どうしたいかについて、家族であらかじめ話し合っておくことや、生前の元気なうちに家の片付けを始めることなどをいいます。　
市では、今年度から「終活・相続・断捨離(片付け)・利活用」をテーマにした空き家に関する勉強会(出前講座やセミナー)を開催して、わが家の課題探しをスタートしました。来年度も空き家に関する勉強会を開催する予定ですので、ぜひこの機会をご活用いただき、空き家対策の地域の担い手として、わが町の未来を地域で考えてみましょう。

▽『家』について考えるきっかけとなる人生の出来事の例
・結婚・出産など
・子どもが学校へ通う
・働き方や暮らし方を考える
・両親が施設入所し実家が空き家に
・両親が亡くなり家を相続
・自分の終活を始める

問合せ：都市計画課住宅政策係
【電話】内線254