■わが家の終活
今回は、下のイラスト(本紙参照)の「自分の終活を始める」に関する話をご紹介します。
終活とは、自分や家族が安心して最期を迎えるため、さまざまな準備や計画を行う行動を指します。治療・葬儀などに関する意思や希望を示すことをはじめ、保険や物品、不動産などの資産整理なども当てはまります。昨今では、遺言書のほかにエンディングノートを作成する人も増えていますね。
遺言書もエンディングノートも、どちらも本人が生前に作成することが一般的ですが、遺族や身近な人が、故人の思い出や遺言をまとめる際にも利用されることがあります。決定的な違いは、遺言書には法的な強制力があることです。しかし、法律上の効力が生じる項目は決まっており(遺言項目)、記載事項は本人の死後に関してのみとなっています。
一方エンディングノートに法的強制力はないものの、遺産相続などへの希望を記載でき、本人が生きている間のことに関しても書くことができます。
これらの意思表示を活用して、「わが家」の終活を考えていくことが大切です。
▽『家』について考えるきっかけとなる人生の出来事の例
・結婚・出産など
・子どもが学校へ通う
・働き方や暮らし方を考える
・両親が施設入所し実家が空き家に
・両親が亡くなり家を相続
・自分の終活を始める
問合せ:都市計画課住宅政策係
【電話】内線254
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