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声をカタチに 声を未来に 藤井浩人市長コラム

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岐阜県美濃加茂市

■清流木曽川の魅力
先日、「ラフティング、めっちゃ楽しかった」と、ニコニコ顔の女の子が、私に話し掛けてくれました。今年から市内の小学5年生または6年生が、授業で木曽川を学び、体験しています。
古くは、飛騨川・木曽川は水運の大きな役割を果たし、太田宿は東海の要の一つでした。人々を長く支えた水運も、明治、大正と川にはダムが建設され、輸送は鉄道や車へと変化し、若い世代には、「川で人や物を運んでいた」なんていう景色は、想像もできないのではないのでしょうか。
そんな木曽川は、「日本ライン」として全国にその名を知られています。「ラインくだり」の名がつくところは他にもありますが、「日本ライン」という名は、大正2年、世界的地理学者「志賀重昴(しがしげたか)」が太田から犬山までの川下りを体験し「日本ラインなり」と絶賛したことが由来となっています。また、昭和2(1927)年、『日本八景』の河川部門に木曽川が選定され、日本一の河川景観であると紹介されました。その中には、北原白秋(きたはらはくしゅう)も文章を寄せています。現在、日本には多くの外国人旅行者が訪れています。その訪日理由の一番は自然体験。自然豊かな美濃加茂市には、大きなチャンスがあります。
これからの季節、木曽川河畔では多くのイベントが企画されています。時に災害をもたらす自然に対しては、万全の注意を払いながらも、日本八景に選定されて間も無く百年、その魅力をいま一度、市民の皆さんと共有したいと思っています。ぜひ、現在の木曽川をご体験ください。

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