日本人の2人に1人が、がん(悪性新生物)になるといわれています。市でも、がんが原因で亡くなる人が毎年200人以上います。しかし、がんの早期発見ができれば、命を落とすことなく、そのほとんどを治療できることがわかっています。
◆がんは早期発見・早期治療が大切です
今回は、がんで死亡するリスクを減らすための「がん検診」を紹介します。
がん検診で早期発見・治療ができた場合、5年後の生存率は90%以上です。がんを治すために大切なことは、がんをいち早く発見することです。「早期がん」は自覚症状が“ほとんど”ありません。治すためには、定期的に検査を受け、早期発見・治療につなげることが重要です。
◆自己負担額
市では毎年がん検診の対象者全員に受診券を郵送しています。受診券を使用して検診を受けると自己負担額が軽くなります。また、検診ごとに年齢に応じて無料クーポンを配布しています。職場などでがん検診を受ける機会がない人はご利用ください。
■関市がすすめる5つのがん検診
○胃がん検診
・胃カメラ(胃内視鏡検査)…胃の中をカメラ(内視鏡)で直接確認します。
・バリウム検査(胃部X線検査)…胃の状態を見やすくする液体を飲んで胃の形や粘膜の状態をレントゲン(X線)で確認します。
○大腸がん検診…便に血が混ざっていないか調べるために「2日分」の便をとり、検査します。
○肺がん検診…肺の状態をレントゲン(X線)で確認します。
○子宮頸がん検診…子宮頚部の細胞をとり、その細胞を調べます。
○乳がん検診…乳房を2枚の板で挟みレントゲン(X線)で確認します。(マンモグラフィ検査)
※関市では30歳代の女性は乳がん検診でエコー検査が受けられます。50歳以上の男性は前立腺がん検診が受けられます。
■関市のがん検診の流れ
(1)受診券を準備する
受診券をなくした場合は再発行が必要です。
・Webで再発行申請
※二次元コードは本紙P.3をご覧ください。
※郵送でのお届けとなるため申請から受診券が届くまで1~2週間のお時間をいただきます。
Webでの申請が難しい人や、すぐに受診券が必要な人は関市保健センターまでお越しください。
(2)検診を予約する
○医療機関で受診する場合
各医療機関に直接予約してください。一部医療機関ではWeb予約も可能です。
○保健センターで 受診する場合
・かんたんWeb予約
※二次元コードは本紙P.3をご覧ください。
電話での予約もできます。
市民健康課
【電話】24-0111
(3)受診する
(4)結果を受け取る
(5)精密検査を受ける
がん検診を受けると、がんの疑いがあるか、ないかが分かります。疑いがある場合(要精密検査)は精密検査を受けることで、がんであるかどうかが判明します。要精密検査の場合は必ず検査を受けましょう。
照会先:市民健康課
【電話】24-0111
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