ごみの量を減らすために自分たちでできることから始めましょう。
米不足が問題となっているなかでも、食品製造業や外食産業、スーパーやコンビニなどの小売業などでは、売れ残ったお弁当やおにぎりなどが廃棄されて「食品ロス」が発生しています。現在、消費者が常に新鮮な食品を入手できることが当たり前となっており、まだ食べられる商品も廃棄されています。
一人ひとりが食料資源の有効利用を心がけて「食品ロス」を減らすことで、ごみの量を減らすことになり、地球温暖化の抑制などにも繋がります。
※「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。
■全国の食品ロスは472万トン
日本では、まだ食べられる食品が約472万トンも廃棄されています。このうち家庭から発生する家庭系食品ロス量が約236万トン、食品関連事業者から発生する事業系食品ロスが約236万トンとなりました。これは1人あたり年間38kg、毎日おにぎり1個分(約103g)の食べものを廃棄していることとなり、いかに食品ロスが多いのかがわかります。
■食品ロスをなくすために
日本における食品ロスは減少傾向にあり、企業による努力が大きく影響していると思われます。家庭から発生する食品ロスもまだまだ多く、今後減らしていくために以下のように心がけましょう。
・買い物をする前に冷蔵庫をチェックする。
・空腹時に買い物をしない。
・すぐに食べるつもりのものは、棚の手前から購入する。(賞味(消費)期限切れによるスーパーでの食品ロスを減らす)
・期間限定や特売セールなどの売り文句によるまとめ買いに注意する。
・食材を使い切る工夫をする。
・残り物は別の料理へアレンジするなどして食べる。
・残さずに食べる。作り過ぎない・食べられるだけの量にする。
・備蓄食料は食べられるうちに新しいものと入れ替える。
日本には昔から「もったいない」文化があります。食べものがいつでも手に入るのは当たり前のことではありません。今一度、食べものを無駄にしないように生活を見直すことで、ごみの減量に取り組み、次の世代のために住みやすい地球を守っていきましょう。
問合せ:
生活と環境を考える会【電話】32-2386
住民環境課【電話】32-1104
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