令和6年度の予算が決定 予算総額は203億8,940万円

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一般会計：120億2,300万円
特別会計：69億60万円
企業会計：14億6,580万円

養老町議会第1回定例会が3月4日(月)に開会され、最終日の21日(木)に令和6年度予算案(一般会計、7事業の特別会計、2事業の企業会計について)が可決されました。
承認された新年度予算について、その概略をご紹介します。

■基本姿勢・運営方針
現場の実情を理解し、町民の立場に立って物事を捉え、考える「現場主義」「町民目線」の町政運営を基本方針として「地域経済の活性化と雇用の創出」「子育て支援策の充実」「健全財政の維持」「SDGsの推進を通しての地方創生のまちづくり」の4つを政策目標として掲げています。
これらの政策目標と町の最上位計画である「養老町まちづくりビジョン」を踏まえ、密接に連携しながら「人口減少対策」「交通アクセス・住環境の改善」「産業振興」「誘客促進」「物価高騰対策」「防災・減災対策」の6つの個別施策を展開していきます。
併せて、Smart Town YORO ProjectによるDXの推進、「清流の国ぎふ」文化祭2024の開催に合わせて「親孝行のまち養老」を発信するなど、その他様々な分野においても施策を講じ、活気あるまちづくりに邁進していきます。
また、新年度には町制施行70周年を迎えます。この記念すべき節目を契機に、本町の歴史や文化、地域資源などの魅力を再認識し、さらに発展させるべく、薪能や記念式典などの記念事業を実施します。

■予算のあらまし
予算の内訳は、一般会計が120億2,300万円、特別会計が69億60万円、企業会計が14億6,580万円で、総額203億8,940万円です。
一般会計は前年度比5.0%増、特別会計は前年度比3.4%減、企業会計は前年度比25.5%増、総額としては前年度比3.2%増となりました。
一般会計予算の歳入面では、町税は前年度から2.9%減の33億965万円、ふるさと納税をはじめとした寄附金は前年度比14.7%増の7億5,702万円を計上し、地方交付税は前年度比3.2%増の26億1,850万円を見込みました。
また、町債については地方財源の不足に対処するための臨時財政対策債に2,740万円を見込み、町道の舗装・改良の地方道路等整備事業債、用排水施設等の整備に係る県営ため池防災対策事業債などを計上し、総額で前年度比27.6%減の3億5,280万円を計上しました。
歳出面では、物価高騰に伴う低所得世帯支援事業や新食肉基幹市場建設事業、ふるさと納税関連事業などの歳出見込みの増加に伴い、一般会計の予算が増額しました。物価高騰に伴う物件費や義務的経費は増加傾向にありますが、必要な事業を取捨選択し、持続可能な財政運営を行っていきます。