■ヨロカン号で養老公園をゆったり観光
5月11日(土)から養老鉄道養老駅と養老公園を結ぶシャトルカートである「ヨロカン号」の運行を開始しました。毎週土・日曜日と祝日に運行しており、利用は予約不要で無料です。現在、養老公園に訪れる観光客のほとんどがマイカーで来園していますが、「ヨロカン号」の導入により駅と公園のアクセスを向上させ、養老鉄道の利用者を増やすことで二酸化炭素の排出削減が期待されます。
走行中は車内のタブレット端末で町の魅力や養老孝子伝説などが紹介され、養老公園内の名所をゆったりと巡りながら駅と公園を結びます。皆さまのご利用をお待ちしています。
■命を守る行動を
5月16日(木)に広幡小学校で養老警察署と養老地区交通安全協会により、全校児童を対象とした交通安全教室が開催され、自転車の安全な走行、ヘルメットの確実な着用、横断歩道の渡り方など、命を守るために必要な“正しい交通ルールやマナー”についての講話を聞きました。この教室は町内全小学校で実施されています。
西脇武敏協会長は講話の中で「横断歩道を渡る時には、青信号であっても車が絶対に止まってくれるとは限りません。命を守るため、車が来ていないことや停止していることを必ず確認して道路を渡りましょう」と呼びかけ、県交通安全協会イメージキャラクターのこあんちゃんと一緒に交通安全を訴えかけました。
■おとしよりが豊かにくらせる町にしましょう
5月28日(火)に町、養老警察署、養老郡医師会、養老歯科医師会、海津・養老薬剤師会、町居宅介護支援事業者連絡協議会、町社会福祉協議会の間で「地域で守る高齢者総合対策に関する協定」を締結しました。この協定は、締結者同士が相互に緊密な連携を図り、高齢者が安心して暮らせるまちづくりの実現を目的としています。
大竹康寛署長は「町内においても高齢者が被害者となる特殊詐欺事案や高齢者による交通事故が多く発生しており、喫緊の課題となっています。“おとしよりが豊かにくらせる町”としていくため、地域全体で高齢者を守っていくという意識を広げていきましょう」と話しました。
■ひとり1スポーツ誰もがスポーツに親しめるまちを目指して
5月26日(日)に町総合体育館において、(公財)町スポーツ連盟主催の養老町制施行70周年記念 養老町スポーツ大会総合開会式が開催されました。本町では、昭和62年に「スポーツの町の宣言」を行い、1町民1スポーツのまち・養老を基本理念とし、スポーツをとおして地域とのつながりを深め、心身ともに健康でいられるよう、誰もがスポーツに親しめるまちづくりを関係団体と協力し、推進しています。
開会式では、町ゲートボール協会の川瀬政義選手が「スポーツマンシップにのっとり正々堂々と競技に臨みます」と宣誓しました。
■描かれる作品とふるさと養老
5月27日(月)から6月15日(土)にかけて、有限会社玉華堂ふじた(押越)において養老町出身で名誉町民である日本画家の土屋禮一さんの作品展が開催されました。6月2日(日)には土屋さんによるトークイベントが行われ、会場は多くの人で賑わいました。
土屋さんは「僕は世界中のどこへ行っても、懐かしさを感じます。それは空気や風景などのどこかに、無意識に故郷である“養老”のことを重ねているからだと思います。すべての出会いには理由があり、縁を結んでいます。そういった思いや縁は自分でも気付かないうちに作品に影響を与え、見る人に懐かしさを感じさせるのかもしれません」と故郷への思いと描かれる作品の繋がりについて話しました。
■江戸和算文化を伝える
江戸時代に田代神社(高田)に奉納された2面の算額「奉献年次算題」(町重要文化財)と「奉納算約次編」について解説した冊子「田代神社の算額 江戸和算文化の真髄を伝える」が神道文化昂揚と普及に寄与するものであるとして、編集した同神社の大橋裕幸宮司が(一財)神道文化会から表彰されました。そのため5月31日(金)に川地憲元町長を訪問し、受彰の報告をしました。
大橋さんは「算額のひとつは町の重要文化財であり、町の文化についても触れていることになったのではないかと思います。編集にあたり、解法や現代語訳、英訳など多くの人に協力していただきました」と苦労を話しました。
■社会復帰を目指す人たちに寄り添う
平成8年11月から現在まで、多くの保護観察対象者を更正へと導き、養老保護区保護司会副会長、養老保護区保護司会会長、岐阜県保護司会連合会理事、岐阜県保護司会連合会常務理事を歴任するなど、保護司として尽力してきた功績が認められ、瑞宝双光章を受章した古川修康(のぶやす)さん(有尾)が5月24日(金)に川地憲元町長を訪問しました。
古川さんは「それぞれの保護観察対象者を理解して受け入れることで、良好な関係を築き、再犯のないよう導いてきました。保護司は、様々な事情により犯罪や非行をしてしまった人たちが立ち直るのを支える大切な役割です。これから先、人材が途絶えてしまわないことを切に祈っています」と心境を話しました。
■詩で育んだ豊かな心
5月16日(木)に長願寺(室原)において、4月に死去した詩人の冨長覚梁先生を偲ぶ会が多度山瀑泉流 養老吟詠会の主催で行われ、冨長先生の功績を振り返るとともに冥福を祈りました。詩について「身の回りのことや自然と会話することで豊かな心が育つ」と魅力を語り、本町においても平成12年度の第1回から「養老町家族の絆 愛の詩」の審査員として務めていただくなど、地域文化を牽引し、発展に大きく寄与していただきました。
参列者は映し出された写真をとおして冨長先生との活動実績や思い出を振り返って懐かしむとともに、一人ひとり感謝や別れの言葉を伝えた後で、冨長先生が創作した会詩を吟じました。
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