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特集 夢に向かって世界に羽ばたけ!~グローバル人材の育成~(2)

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岡山県

【02-グローバルに活躍できる人材の育成に取り組んでいます】
グローバルに活躍できる人材を育成するために、高校生の海外留学の促進や、海外大学進学への足がかりとなるチャレンジの機会の創出、またAIやデータを使いこなす力を育むなど、グローバル教育の実践に向けた教育体制を整備しています。

◆夢に向かって世界に羽ばたけ! 岡山の高校生応援事業
留学コーディネーターを配置し、海外姉妹校提携・交流のサポートを行い、高校生が国際交流を行う機会を増やします。あわせて、短期留学プログラムの開発などを行い、高校生の留学を促進します。
また、世界196カ国から各国を代表する次世代のリーダーが一堂に会する世界最大級の国際サミット「One Young Worldグローバルサミット」に県内高校生を派遣。サミット参加後は県内の中高生に向けて自身の体験の共有などを行い、留学に対する興味や意欲を高めてもらいます。

▽Interview
英語を学ぶ意欲の高まりと視野の広がりを感じたサミットの4日間
私は昨年10月に北アイルランドで行われた「One Young Worldグローバルサミット」に参加しました。最初にこのサミットの話を先生から聞いたときは、海外に行った経験もなく不安でした。現地に到着してからもさまざまな国から集まった皆さんが英語で会話している中に入れず、何をしゃべっているのかわからなくて苦しい思いも味わいました。それでも頑張ってコミュニケーションを取り続けていると、3日目ぐらいからぐっとスムーズにやりとりできるようになりました。英語を使って本当に言いたいことを伝え合う難しさや喜びを実感し、英語を学習する意欲が高まりました。また、教育格差や食糧危機といった問題に向き合う同世代の人々と接することで、視野の広がりも実感しました。高校生のうちに貴重な経験ができたことをうれしく思います。
県立岡山操山高等学校 3年生 若松茉弥さん

◆WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業
「すべての人が身体的、精神的、社会的に幸福〝Well-being〞な社会の実現」を目指し、自ら課題を見いだし、その解決に向けて、主体的に行動し、責任を持って社会変革を実現していく力を備えたグローバル・リーダーを育成するため、県立岡山操山中学校・高等学校を拠点校として、9校の連携校と大学、企業、国際機関などと協働し、さまざまな分野で国際的に活躍している講師を招き、講演やワークショップなど、学校や学年、国の枠を越えた高度な学びを実践しています。
今年度は事業の集大成として、事業テーマである「Well-beingな社会の実現」に向けて、自分たちがどうあるべきか、何ができるかについて、高校生が考え、議論したことを提言の形にまとめ、発信する高校生国際会議を2月に実施します。

▽Interview
高校生の国際交流をサポートオンラインでもっと身近に
昨年度から、オンライン国際交流コーディネーターとして、県立高校生がオンラインで海外と繋がり交流が進んでいくよう、学校と交流先とのマッチングや、交流会の運営などのお手伝いをしています。私は、これまでに海外で生活した経験があり、海外の人々と交流したり、異文化に触れたりすることの大切さを強く感じてきました。現在、インターネットが普及し、高校生が自分の端末などを使うことによって、気軽に海外の人々とオンラインで話すことができるようになっています。実際に高校生が笑顔で楽しそうに交流している様子を見るにつけ、自分自身の仕事に大変やりがいを感じています。これからも、多くの高校生が素晴らしい体験をすることができるように、精いっぱいサポートをしていきたいと思います。
オンライン国際交流コーディネーター 古山誠さん

◆おかやま夢育イニシアチブ事業
岡山県教育委員会と岡山大学が協働して、大学生と高校生が、「グローバル」と「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の二つの切り口から、自分たちの「夢」について考え、その実現に向けて共に学ぶ場を提供しています。「グローバル」の取り組みでは、「One Young Worldグローバルサミット」が行われている現地の会場と岡山とをオンラインで結び、大学生と高校生が自分たちの夢をそれぞれフリップに書いて世界に発信しました。
「DX」の取り組みでは、高校生が8月の「おかやまSDGsフェア2023」に出展した県内企業や自治体などの具体的なSDGsの取り組みについて調査したことをもとに、メンターである岡山大学データサイエンス部の大学生と一緒にグループ協議を行い、共通点や改善案などをまとめ、英語で発表を行いました。

▽Interview
海外留学で経験したことを、自分の将来に生かしたい
私は、令和4年(2022年)8月から10カ月間、フィンランドに長期留学をしました。フィンランドは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成度が世界トップで、男女格差の解消や福祉の充実など、幸福度が高い国として知られています。どうして経済的に大国ではないフィンランドが、世界で一番幸せな国なのかを自分の目で確かめたいと思い、私は留学を決意しました。ホストファミリーとの生活や学業など、現地の人と同じように生活していく中で、フィンランドでのジェンダーギャップの少なさや、SDGsへの取り組みなどを体感することができました。今回の留学で学び、感じ、得たことを、自分の思い出だけに留めず、周りの人たちや社会に積極的に発信していき、自分が目指す将来に生かしていきたいです。
県立岡山朝日高等学校 2年生 山田泰之佑さん

■Topics-韓国・慶尚南道(キョンサンナムド)の中学生が岡山県を訪問しました
平成24年(2012年)に締結した岡山県教育委員会と韓国・慶尚南道教育庁との友好交流協定に基づき、令和5年(2023年)10/17~20まで、慶尚南道の中学生が5年ぶりに来県。学校訪問や、ホームステイなどを通じた交流を行うことにより、相互の理解と友好を深めました。

■Information
[NEW]岡山県教育委員会公式noteをはじめました
岡山県教育委員会では保護者や地域の方々に向けて、県立学校の魅力発信や県教育委員会の取り組みを発信しています。
・アプリは不要です
・パソコン・スマホどちらからも見られます

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問合せ:
教育政策課【電話】086-226-7569
国際課【電話】086-226-7283

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