7月3日から5日までの3日間、久米南中学校2年生の職場体験学習が行われました。生徒たちは、町内14の受け入れ事業所で、それぞれの「初仕事」にチャレンジ。働くことの意味や喜び、苦労などを学びました。
役場には、前田陽杏さんと杉本丈くんの2人が体験に訪れ、職場体験の取材や広報紙原稿の執筆などに挑戦しました。
それでは、前田さんと杉本くんの2人が取材した職場体験を紹介します。
▽私たちが取材しました
・前田陽杏さん
・杉本丈くん
■弓削保育園
西河夢瑠さんは保育士の仕事を体験。まだ言葉を話せない小さな子どもたちとも接するため、いつも笑顔で、表情豊かにコミュニケーションをとることを心がけたそうです。
水遊びでは、たくさんの園児たちから手に水をかけられて遊んでいました。西河さんは大人気の様子で、その手がふやけてしまうほど。目線を合わせて子どもたちと向き合う姿が印象的でした。
■きゅうり選果場
農業に興味があったという川島真実さん、杉山和未さん、山本陽愛さんの3人は、きゅうり選果場へ。キュウリを詰める段ボールの組み立てや選果機へキュウリを並べる作業に取り組んでいました。大人のペースに合わせるのは大変だったそうですが、作業が終わると大きなやりがいを感じたそうです。大人にまじってテキパキと動く3人は、とても頼もしく見えました。
■清水自動車
つなぎのユニフォームに袖を通し、自動車の整備を体験していたのは、直原章斗くん、直本蒼生くん、三船昊紀くんの3人です。お客さんの大切な車を預かっているため「周りをよく見て丁寧に作業すること」に気を付けていたそうです。汗を流しながら、真剣な表情で車の整備をする3人。その手は真っ黒になっていました。
■久米南分署
消防署では、岡本夢生くん、加藤凛さん、田中紗名さんの3人が、消防士の装備を身に着け、放水訓練を体験。ほかにも、ロープを結ぶ訓練やホースを延ばす訓練をしたりと、体力が求められる仕事に一日でクタクタになったそうです。しかし、人命救助にあたる職業の使命感や責任感を肌で感じる貴重な経験となったそうです。
■道の駅くめなん
道の駅に入ると「いらっしゃいませ」と中島寿輝人くんが迎えてくれました。レストランでは料理の盛り付けを、売店ではお土産品の整頓などを体験した中島くん。お客さんに喜んでもらうため、一つ一つの仕事に意味があると気づいたそうで、責任感を持って仕事に取り組んでいました。
◆お世話になった事業所の皆さんありがとうございました(敬称略・順不同)
・三船商店
・サンサンくめなん
・セブンイレブン 久米南町上弓削店
・道の駅くめなん
・JA晴れの国岡山 久米南支店 きゅうり選果場
・平野林業
・清水自動車整備
・萩原歯科医院
・髪家華
・津山圏域消防組合 久米南分署
・久米南町図書館
・町内保育園
・役場
◆職場体験を通じて…
私が3日間の職場体験学習で特に印象に残ったことは「広報紙の取材」と「水道の点検」の2つです。
取材のインタビューでは、事前に用意した質問だけでなく、気になった返答を深堀りして、その場で質問を考え、いろいろな話を聞く方法を知りました。そうすることで、詳しい、リアルな声を聞くことができました。
水道の点検では、職員の方が水のきれいさを測って点検する様子を見て、みんなが口にする水だから、責任をもってお仕事をされているんだなと感じました。
ほかにも、たくさんのことを役場で体験し、学んだ3日間でした。この経験をこれからの生活に生かしていきたいです。
前田陽杏
◆職場体験を通じて…
職場体験学習では、あいさつや礼儀、コミュニケーションの大切さを学ぶことができました。取材で友だちの体験先の事業所を訪問したときや、地域のサロンに参加したとき、最初は緊張したのですが、しっかりあいさつをしてコミュニケーションをとることで、楽しく過ごすことができたからです。また、役場の職員の皆さんも、僕たちにとても優しくしてくださり、充実した体験になりました。
初挑戦した広報紙の作成では、インタビューや撮影の難しさを実感しました。質問の内容をどんどんふくらませていったり、原稿を書いたり、大変なこともありましたが、写真を撮ることはとても楽しかったし、上手に撮るコツや工夫を教えてもらえてうれしかったです。この経験を今後の学校生活や日常生活に生かしていきたいです。
杉本丈
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