■替え歌で一等星を覚えよう!いばら星空クラブ
7月の行事といえば七夕ですね。七夕の伝説に登場する織り姫は“こと座のベガ”で、彦星が“わし座のアルタイル”です。これらはいずれも一等星ですが、皆さんはこのほかに一等星をいくつご存じでしょうか。
この度、井原市などの天文ファン22人でつくる「いばら星空クラブ」の山崎健(やまさきたけし)さん(下出部町)が21個存在する一等星を全て覚えられる替え歌を考案しました。これは、童謡の「桃太郎」や「見上げてごらん夜の星を」などの名曲をベースにしています。山崎さんは「私自身も、一等星を覚えて、星のおおまかな位置関係が分かるようになると、夜空を見上げるのが楽しくなりました。この経験を多くの人と分かち合いたいという思いから、語呂合わせと3年間格闘し続けた末に、完成しました。これらの曲をみんなで歌い、井原の美しい星空に関心を持ってほしいですね」と笑顔で語ります。
替え歌は、同クラブの会員以外にも広がりを見せており、井原混声合唱団コール・ブーレの練習でも歌われました。普段は天文になじみがないメンバーからも“一等星を簡単に覚えられそう”という声や“子どもでも歌いやすく、星空に興味を持ってもらえるのでは”といった声が次々と挙がりました。
今後は、市内の小学校でも替え歌を取り入れた授業が計画されています。もしかすると、市内で多くの人が替え歌を口ずさみながら、星空を見上げ、一等星を探すような日が来るかもしれませんね。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>