保健のページ(2)

58／72

■ノロウイルスによる感染性胃腸炎に注意!
ノロウイルスは冬場を中心に流行します。感染力が非常に強く、家庭内での感染や集団感染に注意が必要です。食品からだけでなく、人からも感染します。体内にウイルスが入ってから24～48時間で吐き気や嘔吐(おうと)、下痢、腹痛が発生し、軽い発熱を伴うこともあります。

◇予防と対策のポイント
(1)手洗い…ノロウイルスには、アルコール性消毒剤の効果は期待できません。調理前やトイレの後、便・尿の処理の後は、せっけんを使って洗いましょう。
(2)食品の加熱など…85°C以上で90秒以上、食材の中心部までよく加熱しましょう。生食する場合には、生食用のものか確認し、乳幼児や高齢者は、感染の恐れのある食品の生食は控えましょう。
(3)調理器具の消毒…洗剤を使用し洗浄した後、家庭用塩素系漂白剤で消毒するか、85°C以上の熱湯で1分以上煮沸しましょう。
(4)早めに医療機関を受診…乳幼児や高齢者は重症化しやすいため、早めに受診しましょう。

◇感染した便や嘔吐物を処理するときの注意点
大量のウイルスが含まれているため、使い捨て手袋・マスクを着用し、ペーパータオルなどで外側から内側に向けて拭き取り、ビニール袋などに入れ、密封して捨ててください。汚れた床や衣類などは、次亜塩素酸ナトリウム液(濃度0・05パーセントのもの)で消毒し、その後水拭きをしてください。家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤でも代用できます。使用の際は製品の「使用上の注意」などを確認してください。

問合せ：市保健所保健課感染症係
【電話】434-9810

■妊婦歯科健康診査
おやこ健康手帳と同時に妊婦歯科健康診査依頼票を交付しています。できるだけ体調が安定している時期に受診してください。無料
対象：市内在住の妊婦

問合せ：
市保健所健康づくり課【電話】434-9868
倉敷【電話】434-9822・児島【電話】473-4371・玉島【電話】522-8113・水島【電話】446-1115・真備【電話】698-5111の各保健推進室

■歯科医による歯科訪問健康診査
対象：市内在住で、疾病や障がいにより歯科医院への通院が困難な在宅療養者であり、訪問による歯科健康診査ができる人。家族の立ち会いが必要
料金：無料

問合せ：倉敷歯科医師会
【電話】422-2122

■肺炎球菌ワクチンの接種は済みましたか～助成を受けられるチャンスを逃さないようにしましょう!
65歳以上の人で、令和5年度の肺炎球菌ワクチン予防接種の助成接種対象者には、5月下旬に予診票を送付しています。予診票を持参し、医療機関で接種してください。この機会を逃すと全額自己負担での接種となりますので注意してください。また、新型コロナワクチンなど他の予防接種との間隔を空ける必要があるので、計画的に接種してください。

◇対象者(過去に接種していない人)
昭和33年4月2日～34年4月1日生まれの人
昭和28年4月2日～29年4月1日生まれの人
昭和23年4月2日～24年4月1日生まれの人
昭和18年4月2日～19年4月1日生まれの人
昭和13年4月2日～14年4月1日生まれの人
昭和8年4月2日～9年4月1日生まれの人
昭和3年4月2日～4年4月1日生まれの人
大正12年4月2日～13年4月1日生まれの人

問合せ：市保健所保健課感染症係
【電話】434-9810