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保健のページ(1)

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岡山県倉敷市

■ノロウイルスによる感染性胃腸炎に注意!
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、特に冬場を中心に流行します。感染力が非常に強く、食品からだけでなく、患者の嘔吐物(おうとぶつ)や便などを介して人から人に感染するため、家庭内での二次感染や、施設などでの集団感染に注意が必要です。体内にウイルスが入ってから24~48時間で吐き気や嘔吐、下痢、腹痛が発生し、軽い発熱を伴うこともあります。感染を防ぐために「手洗い」「加熱」「消毒」をしっかり行いましょう。

◇予防と対策のポイント
(1)手洗い
調理前やトイレの後、嘔吐物や便の処理の後は、せっけんを使って流水で30秒以上手を洗いましょう。ノロウイルスには、アルコール性手指消毒剤の効果は期待できません。

(2)食品の加熱など
ノロウイルスの汚染の恐れがある二枚貝などの食品は、85°C以上で90秒以上、食材の中心部までよく加熱しましょう。

(3)調理器具の消毒
洗剤を使用し洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤などで消毒するか、85°C以上の熱湯で1分以上煮沸しましょう。

(4)早めに医療機関を受診
抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は重症化しやすいため、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないよう、水分と栄養の補給を十分に行い、早めに受診しましょう。

◇患者の嘔吐物や便を処理するときの注意点
患者の嘔吐物や便には大量のウイルスが含まれています。使い捨て手袋・マスクを着用し、すぐにペーパータオルなどで外側から内側に向けて拭き取り、ビニール袋などに入れ、密封して捨ててください。汚れた床などは、次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤などで浸すように拭き取りをし、その後水拭きをしてください。

問合せ:市保健所保健課感染症係
【電話】434-9810

■ヒートショックを防ぎましょう
ヒートショックとは、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、温度の急激な変化が体に与える影響のことです。ヒートショックにより、血圧が大きく変動することで心臓に負担がかかり、心筋梗塞や脳梗塞などが起きる危険性が高まります。また、ヒートショックの影響でふらついたり、失神したりすると、浴槽で倒れて溺れるなど入浴中の事故を引き起こすこともあります。

◆ヒートショックの危険性が高い人
・高齢者。日頃元気であっても、血圧が変化しやすく、体温を維持する生理機能も低下しているため、特に注意が必要
・高血圧・糖尿病・肥満体質の人

◆ヒートショックを予防するための対策
◇入浴時の注意ポイント
・入浴前に脱衣所や浴室を暖める
・湯温は41°C以下、湯船に入る時間は10分以内を目安にする
・浴槽から急に立ち上がらないようにする
・食事直後や飲酒時の入浴を避ける
・入浴する前に同居者に一声掛けて、意識してもらう

◇家全体の注意ポイント
・室内を暖かくしたり、断熱効果を高めたりする
・家の中でも寒くなりやすいトイレや廊下・玄関などを暖める

問合せ:市保健所保健課総務係
【電話】434-9800

■12月1日は「世界エイズデー」
◇HIVとエイズ
エイズはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染により、免疫が低下して、正常な免疫があればかからない病気を発症した状態をいいます。HIVの感染経路の約9割が性行為のため、予防にはコンドームの使用が効果的です。また、HIVは感染力が弱く、学校や仕事などの日常生活で感染することはありません。

◇HIV治療の進歩
感染を早期発見し、適切な治療をすることで、感染前と変わらない生活を送ることができるようになりました。また、治療を続け、血液中のウイルス量が検出限界値未満を持続していれば、性行為でも他人へ感染させることはありません。

◇市保健所では匿名、無料でHIV検査(血液検査)を実施
約1時間で結果が分かります。詳しくは、市ホームページで確認を。
日時:12月1日(日)9時半~10時半
予約・相談:エイズホットライン【電話】434-9099へ。

問合せ:市保健所保健課感染症係
【電話】434-9810

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