市が平成30年7月豪雨災害の復興のシンボルとなるべく整備してきた「まびふれあい公園」が、7月3日に開園しました。まびふれあい公園は「防災教育の場」「住民が川を感じ楽しめる場」「真備の魅力を発信できる場」「災害時の救援活動や一時的な避難の場」の4点の基本方針をもとに整備した、平常時と災害時の両面で活用できる公園です。設計には、世界的建築家の隈研吾氏も参画し、真備の山並みに合った竹を用いたデザインとなっています。
開園に先立ち5月26日には、天皇、皇后両陛下が視察されました。
今後、日常の憩いの場としての利用をはじめ、真備地区のにぎわい創出や魅力発信の場として、交流イベントや地域の行事、防災学習などにぜひ活用していただきたいと思います。
多くの皆さんに来園いただき、子どもから大人まで人々がふれあい、小田川や自然とふれあい、心と心がふれあう公園となることを願っています。
・公園の中央にある「竹のゲート」は真備の山並みに調和する大屋根、多目的室「まなびのへや」と防災備蓄倉庫を備えています。
・植栽イベントでは、倉敷まきび支援学校の生徒と、真備町緑化協会・市緑化推進員の皆さんが花壇に花を植えました。
・隈研吾氏と伊東市長の対談が、竹のゲートで行われました。対談は、YouTube「倉敷市動画チャンネル」で見ることができます。(本紙の二次元コード参照)
■災害時には一時避難所として活用できます
災害時には、一時的な避難の場として約400台の車による避難やヘリポートとして利用できるほか、竹のゲート内には、防災備蓄倉庫も整備しています。倉庫には、約300人が1日に必要な量の備蓄品(飲料水・毛布など)を保管しています。
また、マンホールトイレ5基、かまどベンチ2基、ソーラーWi-Fiを1基備えています。
◇複合遊具・芝すべり台
芝すべり台やアスレチック遊具などインクルーシブに配慮した複合遊具もあります。
◇まなびのへや
防災学習などの研修や被災の教訓を伝える資料の展示の他、災害時には一時的に避難場所として利用できます。詳しくは、市ホームページで。
問合せ:本庁公園緑地課
【電話】426-3495
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