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【特集】仲間と絆を深めた小学6年生みんなの絆づくり少年団

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岡山県吉備中央町

吉備中央町小学6年生みんなの絆づくり事業は、規律正しい団体行動のもとで交流や体験活動を行い、力を合わせて助け合うことや仲間との絆づくりを図ることを目的に実施しています。
今年度は、8月1日~2日に、瀬戸内市にある「牛窓研修センターカリヨンハウス」で、児童61名、スタッフ18名の合計79名で2日間活動を行いました。

■1日目 出発式and入所式
出発式では、児童を代表して、櫻本汐理(さくらもとしお)さん(御北小)が元気よく「誓いの言葉」を宣誓しました。
その後、カリヨンハウスへ移動して入所式を行い、カリヨンハウスの職員の方から施設での過ごし方などの説明を受けました。

○仲間づくりプログラム
最初の活動ということもあり、心と体の緊張をほぐすため、国立吉備青少年自然の家の河本(こうもと)さんによる「仲間づくりプログラム」を行いました。
はじめは恥ずかしがりながら自己紹介していた児童たちも、アイスブレイク(緊張ほぐし)や班対抗のゲームを行っていくうちに、班内の会話が増え、少しずつ緊張も解けてきて、徐々に距離を縮めることができました。

○いかだ乗りand海のクラフトづくり用の材料集め
昼食後、「いかだ乗り」を行いました。
はじめに、職員の方からいかだの乗り降りの仕方や漕ぎ方、救命胴衣の着方などの指導を受けた後、班員で協力しながらいかだを海に運び、約600m離れたビーチを目指して出発しました。
午前中に行った仲間づくりで築いた絆を確かめるように、息を合わせてビーチへ向かっていきました。
ビーチに到着した班から、翌日の「海のクラフトづくり」で使う貝殻や石、シーグラス(丸くなったガラス)などを思い思いに拾いました。

○夜間活動(海ほたる観察and天体観測and星座説明)
夕食後、3班に分かれて夜間活動「海ほたる観察」「天体観測」「星座説明」を行い、多くの学びを得ることができました。
青白く光る海ほたるの観察や肉眼では見えない星を天体望遠鏡で観測したり、夜空に浮かぶ星たちを見ながら説明を聞いたりしました。児童たちは目を輝かせながら、職員の方の話に耳を傾けていました。

■2日目
海のクラフトづくり2日目の最初の活動は、「海のクラフトづくり」です。
木の板の上に1日目に拾った貝殻やシーグラスなどを瞬間接着剤で飾り付ける作業に黙々と取り組んでいました。用意してくださった材料を友達の分も考えながら使ったり、友達とお互いに手伝いながら作ったりしていました。

○アウトドアクッキング
昼食は、自分たちでカレーとサラダを作りました。
班ごとに火を起こす係、野菜を切る係、お米を研ぐ係などに分かれて作りました。ご飯が炊けたかどうか、野菜が煮えたかどうかを友達と確認し合ったり、自分の役割が終わったら何かできることがないかを考えたりと、班内で協力し合って作っていました。また、隠し味にさまざまな調味料を用意してくださっており、どれをどのくらい入れるかを相談し、どの班もおいしそうなカレーが出来上がりました。
みんなで作ったカレーは格別だったようで、どの班もしっかりと食べていました。

○振り返り
午後は、2日間の「振り返り」を行いました。
「わ・が・と・も」をキーワードに、「分かったこと」「頑張ったこと」「友達の良かったところ」「もっと知りたいこと、やりたいこと」を個々で考え、その後、班の中で共有し、さらに絆を深めました。

○退所式and解散式
退所式では、児童を代表して、笹田渉(ささだわたる)さん(豊野小)が2日間の感想とカリヨンハウスの職員の方に感謝の気持ちを伝えました。

1日目の入所式では、緊張した顔、不安な顔をしていた児童たちですが、限られた時間で、他校の児童との交流や体験によって成長し、一回りたくましい顔に変わっていました。
2日間で深めた絆を大切に、希望を持って中学校生活を迎えてほしいと思っています。そして、いつまでも助け合う強い絆で結ばれた仲間であってほしいと願っています。

※「絆づくり少年団」の一覧は本紙PDF版5ページをご覧ください。

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