■合併しない奈義町のこれからを考える
3年間にわたり心労となっていました新型コロナが、昨年5月に5類に引き下げられやっと平常が取り戻せました。今までのコミュニケーション活動も影響を受け、物足りない気持ちを抱えられている方もおられるのではないでしょうか。冠婚葬祭では結婚式もそうですが、葬式の様子も変わりました。家族葬、親族葬と濃い身内や極々親しい方での閉じられた空間で行われることが多くなりました。情報は、個人で世界に発信し、情報交換できるようになりましたが、重要性が高まる地域の情報交換においては、地域で知恵を出し合い便利にスムーズに進化させなければなりません。
昨年12月に「奈義町の将来を考えよう、何かできることから始めよう」と第3回奈義町SDGs円卓会議が行われました。これは町内の一般社団法人が集まって計画し、実施した手づくりの会議です。
奈義町が、これからもどのようにこの元気な町を次代に引き継いでいこうかと、個人・団体それぞれが出来ることを考え実践を発表しました。
会議では、新築の中学校の『ナギヒロバ』を会場に、タレントの杉浦太陽(すぎうらたいよう)さんに参加をいただき、岡山大学の岩淵(いわぶち)准教授のコーディネイトで実践発表と意見交換が進められました。10団体を超える様々な展示があり、省力ロボット、環境問題等の取り組みに関心が寄せられました。
奈義町は引き続き、持続発展をするため人口維持を図る。そのために若者が魅力を感じる町づくりをしようと取り組んでいます。若者に魅力ある町づくりや子育て支援を進め、子どもたちにもコミュニケーションや異文化・国際理解が進められるよう英語教育などの魅力ある教育と特色ある教育を充実させ、次世代を育成し高齢者を支えるサイクルで安心安全の町づくりを進めています。
今、個人や団体のがんばりだけではなく行政と地域が一体となった取り組みが必要と言われています。町民皆さん、町づくりにワンチームとなって取り組んで参りましょう。
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