■高齢者の医療健康支援
先日、2月10日山陽新聞の作州版に真庭市の介護保険料50円引き下げの記事が大きく掲載されていました。介護保険制度は国や県、市町村の負担金、40歳~64歳の保険料、65歳以上の保険料で賄われます。65歳以上の保険料は3年毎に見直され、現在、第9期となります。令和6年度から8年度までの3年間の介護保険料(基準額)の改定が各市町村で行われています。
奈義町では、物価高や医療費増の影響を受ける高齢者の方々の生活に配慮し、また、ピークから減少に入る高齢者人口と要介護者の減少を見込んで保険料(基準額)の減額を行います。月額700円減額、減額割合10.4%として、現行6,700円から6,000円に引き下げを行う方針としました。3月議会定例会に関係条例改正案を提案いたします。
奈義町といえば子育て支援「出生率2.95」の町といわれるようになりましたが、子育て中の若い方々を町が子育て支援として応援し、この若い方々が奈義町を支え、高齢者を支えてくれています。
この引き下げによる基準額6,000円は県平均並みとなります。介護保険料は、所得に応じ負担区分が示されており、次年度から9段階から13段階に改定となりますが、皆さんの健康づくりが介護保険料に影響を与えます。
奈義町では、介護保険制度が始まって以来の保険料引き下げとなりますが、これを維持するためには、皆さんが健康で生き生きと生活してくださることが必要です。本人が健康で嬉しい、家族が喜ぶ、そして地域も安心の「3方良し」を目指しています。
現在、地域でサロン、100歳体操、個々ではウォーキングされている方も多くおられますが、町では昨年度末、総合運動公園内に健康運動器具を用意し、また、この3月末にはインクルーシブ遊具が完成しますので、健康維持にご活用いただきたいと思います。
奈義町は、町の将来のためにも子育て支援と教育の充実を図ります。次年度は英語教育などの魅力ある教育と特色ある教育を充実させ、高齢者を支える安心安全の町づくりを進めています。
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