日本原病院では町の皆さんのこころの健康維持・増進のため、健康に関する記事を掲載させていただいています。今回はマインドフルネスについてお伝えします。
Vol.7ではストレス発散方法をより効果的にするために、『マインドフルネス』という方法をお伝えしました。今回はマインドフルネスの基本についてお伝えします。
■マインドフルネスとは
過去や未来ではなく、今ここで起こっているものごとを体験し、目の前のことに集中することです。
「今」に意識を集中し、感情や思考に流されずにそれらを静かに観察することです。
人の頭はいつも何かを考えているクセがあります。何も考えないようにすることは難しいです。
しかし、思考はいつも巡ります。一つのことに囚われず、考えを手放しましょう。
■やってみよう!!3分チャレンジ♪
(1)目を軽く閉じて、自分の呼吸を観察しましょう
(2)呼吸から注意が逸れ、違うこと(思考)が浮かんだら良い悪いという評価はせずに「○○と考えた」と頭の中で確認してまた呼吸へ観察を戻しましょう
いかがでしたか?呼吸をずっと観察することは難しく、たくさんいろんな考えが浮かんだと思います。呼吸から気が逸れることもありますが、それは自然なことです。ただ静かにそれに気づき、再び呼吸に注意を向けなおします。
マインドフルネスを行うと、ストレス軽減や心の平静、集中力の向上、自己理解の深化など、さまざまな利点があります。マインドフルネスは継続して行うことでその効果が増していきます。毎日の生活の中に少しずつ取り入れていくことができると良いです。次回は実際の取り組みの方法についてもう少し詳しく説明します。
◇今回のポイント!
・人の頭はいつも何かを考えているクセがある
・考えは巡るので、良い悪いと評価をせずに「○○と考えた」と“考えた”をつける
次回:マインドフルネス瞑想のやり方について
問合せ:こども・長寿課
【電話】36-6700
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