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令和6年度の当初予算を紹介します ~つなぐ、はぐくむ、躍動するまち岡山~(1)

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岡山県岡山市 クリエイティブ・コモンズ

令和6年度当初予算では、社会保障関係費の増加や物価高騰に加え、公共施設などの老朽化や防災減災に十分な対策を行います。また、○街を楽しむ○地域の振興および歴史遺産などを活用した観光○子育て・教育の充実などの各分野や、DX・GXの推進などの重要施策に取り組んでいきます。なお、有利な市債や備えてきた基金を活用することで、将来の負担を軽減しながら財源を確保し、業務改革の推進や経常的経費の予算額を見直すことで、過去最高額となった今回の当初予算においても健全な財政運営を維持しています。

◆予算の概要
一般会計は前年度と比べて233億円増(6.4%増)の3,856億円と、過去最高となっています。
また、一般会計、特別会計、事業会計を合わせた総額は6,603億円と、前年度と比べて3.4%増加しています。

◆前年度との比較

◆一般会計の内訳〈( )内の数字は構成比〉
◇歳入

・市税は、給与所得増による個人市民税の増加、地価上昇や企業の設備投資による固定資産税の増加などがあるものの、定額減税の影響(△41億円)などにより、対前年度比で21億円減少しています。ただし、定額減税の影響分は地方特例交付金により全額措置されます。
・市債(うち臨時財政対策債以外)は、新庁舎整備事業費や学校特別教室空調設備整備事業費の増加などにより、152億円増加しています。
・国・県支出金は、子どものための教育・保育給付費や障害者自立支援関係の増加などにより、23億円増加しています。

◇歳出

・普通建設事業費は、新庁舎整備や学校特別教室空調設備整備、路面電車の岡山駅前広場乗り入れなどにより、対前年度比で166億円増加しています。
・扶助費は、子どものための教育・保育給付費や児童手当費の増加などにより、53億円増加しています。
・物件費は、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業が減少するものの、学校給食費の公会計化に伴う食材調達委託料の増加などにより、43億円増加しています。
・補助費等は、企業立地推進事業補助金や岡山芸術創造劇場開館記念事業費の減少などにより、21億円減少しています。

◆財源調整のための基金残高の推移
令和6年度は、施設整備や扶助費の増加などにより歳出が増加するなか、有利な市債の活用をはじめとした財源確保などにより、財源調整のための基金からの取り崩しを前年度比で20億円減の70億円にとどめて編成しています。
今後も物価高騰の状況が見通せないなか、あらゆる事態における迅速かつ機動的な対応への備えとして、前年度の決算剰余の積み立てにより基金の残高を前年度と同額程度に維持し、不足する財源の確保に努めています。

◆一般会計市債残高の推移
一般会計の市債残高のうち、臨時財政対策債等(※1)を除いた通常分市債残高は、喫緊の課題への対応などに伴い令和5年度当初予算から増加しています。
喫緊の課題への対応を着実に進める一方、後年度に国から財源措置のある有利な市債を活用することで、将来の返済が財政を圧迫しないよう、財政指標(※2)を注視しつつ予算を編成しています。
(※1)臨時財政対策債等…返済のための財源が全額国から手当されるもの
(※2)財政指標…R4決算:将来負担比率(-)実質公債費比率(5.3)

問合せ:財政課
【電話】086-803-1146

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