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自治体の皆さまへ

[診療一口メモ]健康ちょっといい話

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岡山県岡山市 クリエイティブ・コモンズ

◆スマホ脳過労(脳疲労)
岡山市内医師会連合会

スマートフォンの使いすぎが習慣化することで情報のインプットが過剰になり、脳の情報処理機能が低下してしまう状態を指す造語です。最近、テレビや雑誌などで取り上げられることが増えているのでご存じの方も少なくないと思います。

◇脳過労のサインとは?
・うっかりミスや物忘れが増える。
・感情のコントロールがしにくくなり、イライラしてキレやすくなったり、不安になったりする。
・自律神経が乱れ、疲れや頭痛、めまい、冷え、不眠、便秘、腹痛といった身体的不調が出る。

脳過労が続くとうつ病や不安障害を発症する可能性もあります。
また、脳過労は脳の老化を進めてしまうため、将来、アルツハイマー病などの認知症を発症するリスクが上がります。

◇スマホ脳過労を防ぐためには
・ぼーっとする時間を作る…少しの時間でも良いので何も考えずぼーっとして脳を休めましょう。
・スマホを見ない時間、場所を作る…食事中や会話中に触らないようにしましょう。メールやSNSなど緊急性の低い通知はオフにしましょう。寝室、お風呂やトイレに持って入らないようにしましょう。
・手間のかかる方法を選ぶ…メールではなく、あえて手書きで手紙を書くなど、時々で良いので日常生活の中で自分の手足を動かして行う方法を取り入れましょう。
・お店を利用する…買い物はネットショッピングばかりでなく、直接お店に行くようにしましょう。
・睡眠をしっかりとる…脳疲労の回復、記憶の整理のため非常に重要です。忙しくても睡眠の確保を最優先にしましょう。
・適度な運動を行う…ウオーキング、サイクリング、ストレッチなど軽く汗がにじむ程度の運動を行いましょう(1回20~30分、週3回以上が推奨されています)。
・脳に良い栄養素を摂る…たんぱく質、ビタミンB群、鉄、DHA・EPAを食事でバランス良く摂りましょう。

スマホとうまく付き合うことで、日常生活をより充実したものにしましょう。

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