■[Interview]赤磐を守る隊員
勤続10年の2人に“消防士になったきっかけ”などについて聞きました
▽家族のような仲間と共に
消防士長 救助隊員 岡野 圭佑さん
高校生の時に、赤磐消防の救助隊の人と出会ったことがきっかけで、消防士を目指しました。
今の仕事は、火災や救助、救急など現場への出動です。24時間、自分の命を預けることができる家族のような仲間と一緒に、悔しい・うれしいなど気持ちを共有しながら日々励んでいます。
10年で印象に残っていることは、平成30年7月豪雨での災害派遣です。自分たちにできることは、こんなにも少ないのかと災害現場での現実を知りました。その経験を活かし、未然に災害から住民を守るための予防業務や、防災活動に力を入れています。
「この人に助けに来てもらいたい」と思われるような頼りになる・優しい消防士になりたいです。
▽人の命や心を助けられる消防士に
消防士長 救急救命士 南 政宏さん
高校の部活動中に、熱中症で倒れた後輩を、消防士が処置をする姿を目にし、憧れを抱いたことがきっかけです。
現在は、現場活動や訓練がメインになりますが、熱中症予防や救急車の適正利用などの広報も担当し、幅広く活動しています。
この10年で印象に残っていることは、救急出動の時に出会った子どもが元気になり、「ありがとう」と消防署にお礼に来てくれたことです。その時の子どものキラキラとした目と言葉が忘れられません。消防署で働いて良かったと心から思いました。
緊迫した救急現場では、確実な観察や処置、的確な病院の選定が必要となります。救急救命士として日々の訓練に加え、一人一人に寄り添う思いやりを持ち、謙虚さと向上心を常に持ち続けていきたいです。
■服装紹介
・防火衣…火事のときに着用する服。指令後約1分で着用し、1200度まで耐える素材で作られている。
・感染防止着…救急隊が着る服。血液や嘔吐物から救急隊を守ってくれる。
・救助服…救助隊が着る服。現場のどこからでも目立つようにオレンジ色をしている。摩擦に強い。
・活動服…通常はこの服を着て働いている。出動の時は、この上に防火衣や感染防止着を着て出動する。
・制服…基本となる制服で夏用、冬用がある。
■赤磐を守る消防車両
消防署には、さまざまな車両があります。
どんな役割があるか、皆さん、知っていますか?
▽ポンプ車
火災のときに必ず出動する車です。消火栓や防火水槽、池などの水利を使用して消火活動を行います。1本20メートルのホースを繋いで消火活動を行います。
▽救助工作車
交通事故で車に閉じ込められた人や、転落した人などを救出します。多くの資機材を搭載し、クレーンや照明もついています。車体には市の花である桃の花が描かれています。
▽化学車
泡消火剤と水が積載されています。泡を使って消火ができるため、車両火災に適しています。1,800リットル(家のお風呂約10杯分)の水を積載しています。
▽救急車
救急救命士が搭乗し、けがをした人や急病人を病院へ運びます。救急隊員は基本3人で現場に行きます。市には5台の救急車があります。
■[トピックス]女性職員も活躍しています
消防本部では現在、2人の女性消防職員が働いています。仕事内容は男性職員と変わらず、2人とも24時間勤務を行っています。現場活動では、皆さんに安心してもらえるよう、多様な視点が必要です。
皆さんも私たちと一緒に働きませんか。
■消防クイズにチャレンジ!
(1)赤磐市には、はしご車がある。〇か×か?
(2)消防車や救急車が現場に向かうときは、時速何キロメートルで走ることができるでしょうか?
※答えは本紙27ページにあります。
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※二次元コードは本紙をご覧ください。
問合せ:消防総務課
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