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[ジオコラム]あかいわの大地の成り立ち(15)赤磐市の地質

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岡山県赤磐市

市には、3億年から現在までの地層や岩石を見ることができるジオスポットがあります。赤磐市とその周辺の地質図と層序表を図に示しています。
一番古い地層は、3億年~2億5千万年前のペルム紀の地層です。市南部では本宮高倉山頂付近(写真)に狭いながらも分布域があります。北部では菊ヶ峠の北東部に広い分布域があります。次に古いのは恐竜が闊歩していた白亜紀の8000万年前の岩石です。マグマがゆっくり冷えてできた花崗岩が砂川の東西両地域に広く分布し、マグマが地表面に達して噴火してできた火山岩が熊山の山間部や是里西部に分布しています。その後の古第三紀の3400万年前に作られた地層は川が流れた痕跡です。この地層はペルム紀や白亜紀の地層を覆って残されており、山砂利層あるいは吉備層群と呼ばれています。そして最も新しい地層は第四紀の終わりである約1万8000年前~現在(完新世)に形成されました。これらの地層は砂川沿いの標高14~20mの平地や、吉井川そしてその支流である小野田川沿いの標高20mの低地に分布しています。

赤磐市では、さまざまな場所で3億年前の地層から現在(完新世)の地層を観察することができ、地球史研究所では、赤磐市に分布する一連の地層を「ジオの教科書」と呼んでいます。

三角点がある本宮高倉山頂の南には、パラグライダーエリアがあります。このエリアに露出している岩石はペルム紀(3億年~2億5千万年前)の火成岩です。
※地質図、層序表は本紙をご覧ください。

※もっと知りたくなった人は、地球史研究所の先生に聞いてみよう!
※市ホームページの二次元コードは本紙をご覧ください。

質問先:地球史研究所(周匝)
【電話】956-3538(※外出中で不在のときもあります)

問合せ:政策推進課政策企画班
【電話】955-2692

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