■糖尿病性腎症は早期発見が重要です
糖尿病性腎症とは、糖尿病三大合併症の一つとされている疾患です。糖尿病性腎症は、ある程度進行するまで自覚症状がありません。
しかし、糖尿病性腎症を発症すると、尿の中に本来は含まれないはずの尿蛋白(アルブミン)が含まれるようになります。この状態を放置すると、腎臓のろ過機能はさらに低下し、腎臓ではほぼ尿を作り出すことができなくなります。最終的には人工透析が必要となります。
糖尿病性腎症を予防するためには、血糖値と腎機能を確認することが重要です。
(1)血糖値の確認
HbA1c6.5%以上または空腹時血糖126mg/dl以上で、定期的に医療機関を受診していない人は、すぐに医療機関を受診しましょう。
(2)腎機能の確認
eGFR45未満の人、または尿蛋白(+)以上の人は、医療機関を受診しましょう。eGFRは、腎臓の働きを数字で示したものです。
健診では血糖値と腎機能を確認することができます。
糖尿病の発症や重症化を防ぐためには、食事や運動などの生活習慣を見直しましょう。また、ご自身の健康状態を知るために毎年健診を受診しましょう。
問合せ:健康増進課
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