■フレイル予防で健康寿命を延ばしましょう
「フレイル」とは、加齢とともに、心と体の活力が低下した状態のことです。多くの人が健康な状態からフレイルの状態を経て、要介護状態になるといわれています。
▽フレイル自己チェック
・6カ月間で体重が2~3kg以上減少した
・疲れやすくなり、何をするのも面倒だと感じる
・以前に比べて歩く速度が遅くなったと感じる
・筋力がおとろえた(例えば、ペットボトルのふたがあけにくくなった)
・家であまり動かない、週に1回以上外出しない
3個以上当てはまる項目のある人は、要注意です。
▽フレイル予防の3つの柱
(1)栄養
1日3食規則正しく食事をとることで生活リズムが整います。また、毎日の食事に、筋肉のもとになる魚・肉・卵・大豆製品や、骨を強くする牛乳・乳製品をとりいれましょう。
(2)運動
運動を継続して行うことが大切です。筋力の低下を防ぐことで、転倒や骨折など、寝たきりになるリスクが軽減されます。
(3)社会参加
外出をして誰かと話したり、趣味の活動や地域の集まりに参加したり、人とのつながりをつくることが大切です。
■あわせて試してみましょう「指輪っかテスト」
※膝を直角にして足の裏がしっかりと地面につく高さの椅子や台に座ります。
(1)両手の親指と人差し指で輪っかを作ります。
(2)利き足ではない方の足のふくらはぎの一番太い部分を力を入れずに、軽くつかんでみてください。
・囲めない・ちょうど囲める→筋肉量が充分ある可能性が高いです。
・すき間ができる→筋肉量が少ない可能性があります。
出典:東京大学高齢社会総合研究機構「フレイル予防ハンドブック」
問合せ:健康増進課
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