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自治体の皆さまへ

認知症予防には、早期発見・早期対応が大切です

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岡山県赤磐市

■9月の世界アルツハイマー月間によせて
国際アルツハイマー病協会は、世界保健機構(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓発を実施しています。また、あわせて9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、世界各地でさまざまな取り組みが行われています。

国の調査によると、認知症の人は2060年には65歳以上の人の5〜6人に1人と推計され、認知症予備軍も合わせるとさらに多くなると予測されています。市においても、昨年度の要介護等認定者のうち約40%の人が認知症の診断を受けており、特別な病気ではなく、誰にでも起こりうる病気だと分かります。
また、介護保険事業計画策定のアンケート調査では、認知症に対して「自宅でもできる簡単な予防活動があれば取り組みたい」、「認知症を早期に発見できるテストなどがあれば受けてみたい」という意見が多く聞かれ、市民の認知症予防への関心が高いことが分かりました。
認知症は早めに相談し、予防活動に取り組むことで、本人にも家族にもその後の生活に良い効果が期待されます。少しでも不安な時には早めに専門家に相談することが大切です。

■早めに相談することのメリット
(1)治療で改善できる認知症もあります。
認知症の種類によっては、早期に発見し、治療を始めることで改善が期待できるものもあります。

(2)状態を維持できる場合もあります。
症状が悪化する前に、適切な対処をすることで今の状態を維持し、進行のスピードを遅らせることが期待できます。

(3)症状が軽いうちに、今後のための備えができます。
早期の診断を受け、症状が軽いうちに本人や家族と話し合うことで治療方針を決めたり、利用できる制度やサービスを確認するなど、今後の生活の備えをすることができます。

■こんなことありませんか?
次のような言動が繰り返されるようなら早めに相談しましょう。

・同じことを何度も言う・問う・する
・財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う
・料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
・慣れた道で迷うことがある
・「頭が変になった」と本人が訴える
・ささいなことで怒りっぽくなった
・身だしなみを構わなくなり、趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
(出典…認知症の人と家族の会「家族がつくった認知症早期発見のめやす」から抜粋)

■どこに相談したらいいの?
まずは、かかりつけ医に相談しましょう。かかりつけ医がいない場合には、地域包括支援センターに相談してください。

■市の認知症に関する活動
▽あたまの健康チェック
元気なうちから記憶力などを気軽に確認できるあたまの健康チェックを行っています。希望される人は介護保険課までお問い合わせください。

▽あかいわ認知症サポートガイド
市では、認知症の症状や状態に応じて、いつ・どこで・どのような医療・介護・福祉サービスを利用できるかを分かりやすくまとめた「あかいわ認知症サポートガイド」を作成し、配布しています。
市ホームページ(二次元コードは本紙掲載)にも掲載していますので、ご覧ください。

▽認知症の正しい理解の啓発活動
9月1日から30日まで、本庁1階市民コーナー、中央図書館で認知症に関する書籍や展示物を掲示しています。
また、9月26日(木)午前10時から11時まで、中央図書館、マルナカ山陽店で街頭啓発活動を実施します。

問合せ:介護保険課地域支援班
【電話】955-1460

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