■糖尿病の早期発見・早期治療で健康な人と変わらない人生を
健診室 大久保(おおくぼ)幸江(ゆきえ)主査
糖尿病はインスリンという血糖値を下げるホルモンが不足することで、血液中のブドウ糖濃度の高い状態が続き、体内のさまざまな臓器に合併症を起こす病気です。
糖尿病は進行するまで症状が出ませんが、血糖値が高い状態が続くと動脈硬化や網脈血管の出血などをきたします。また、白血球の働きを低下させることなどにより感染が起こりやすくなります。さらに進行すると多飲・多尿・口渇・倦怠感などの症状とともに、網膜症・腎症・神経症・脳卒中・心筋梗塞などの合併症を起こします。
糖尿病は高血圧や高コレステロール血症などとともに、日本人の主な死因である心臓病や脳卒中、腎臓病などの主要な原因です。
また、糖尿病には遺伝性があるため、両親やきょうだいに糖尿病の人がいる人は特に注意が必要です。
将来これらの病気にならないために、年に1回健康診査や人間ドックを受診しましょう。
血糖値などを調べることにより糖尿病の早期発見・早期治療を心掛けて、健康な人と変わらない人生を楽しみましょう。
・倦怠感
・痩せる
・頻尿
・喉がかわく
・目がかすむ
・神経痛
問合せ:成羽病院
【電話】42-3111
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