■移住者の声
◇心を込めた物には本当の想いが返ってくる
赤迫(あかさこ)靖浩(やすひろ)さん
祖父母が高梁に住んでいたので、昔から高梁のブドウを食べていました。大粒で糖度が高く、芸術作品のような美しさを持つブドウに心を揺さぶられ、ブドウを作りたい!という強い思いから平成27年4月に倉敷市から移住しました。
一つ一つ丁寧に、心を込めたおいしいブドウを多くの人に届けたい一心で始めたブドウ作りも今年で8年目。ブドウを通して人が訪れてくれたり、お手紙をいただいたり、お金では買えない想いや力をもらっています。赤迫農園のブドウがいい!!と言っていただけるようなブドウをこれからも作り続け、いつか私が作ったブドウでワインを作り、高梁を更に魅力的にしたいと思っています。
◇いろいろなところから元気をもらえる
境(さかい)南葵(なみき)さん
自然に囲まれた生活に憧れていた私は、人のご縁で高梁を知り、ここで大好きなイラストを描くなどの仕事をしながら暮らしていこうと令和5年3月に東京都から移住しました。移住の際は、移住コンシェルジュの方からインターネットで検索しても出てこないまちの魅力や情報なども教わることができ、とても助かりました。
高梁の人の温かさ、自然の恵み、素敵な景観など全てから元気をもらい、伸び伸びと自分らしくいられるようになりました。高梁に住んでいた人・住んでいる人たちが残してくれたからこそだと感謝しています。私の経験を自分にできる方法で伝えることで、日々の生活に悩んでいる人たちの手助けになればと思います。
◇人を迎え入れてくれる温かい場所
川井(かわい)裕稀(ゆうき)さん
高梁へ初めて訪れたのは3年前の村・留学体験時で、私は学生でした。高梁で過ごした素晴らしい体験が忘れられず、留学後も数回訪れました。地域の方には滞在時の住まいを用意していただいたり、家にお邪魔させていただいたり、多くの人たちと関わる中で、いつか人に温かい、この高梁に住みたいと考えるようになりました。卒業後に住んでいた東京から離れることになり、令和5年7月に高梁へ移住を決めました。移住のときは、新しいご近所さんや知り合いの人たちが大歓迎してくれて不安は全くありませんでした。これからも人とのつながりを大切にしながら高梁で過ごしていきたいと思います。
■移住者受け入れ団体の声
◇私が嬉しかったときのように皆さんにも喜んでもらいたい
吹屋に住んでみん会 銘形(めいがた)一哉(かずや)会長
私自身も移住者で高梁で暮らして6年になります。令和5年の春から地域の人へ声がけを始め、8月に移住者受け入れ団体の「吹屋に住んでみん会」を発足しました。吹屋に住んでみんは約30人で構成されており、吹屋の住民だけではなく、周辺地域からも参加してもらっています。みな地域を維持したいという気持ちが強くあり、地域の人を巻き込みながら移住者を受け入れる環境づくりに尽力しています。
高梁は心温かい人々が多く、私も移住したときには、とても優しく迎え入れてくれました。また、高梁は子どもだけではなく、大人も楽しそうに生き生きと人生を謳歌している姿が印象的で、人口が少ない分、一人一人が影響力を持ちやすいことも魅力の一つだと思います。元気で素敵な皆さんと共にこれからもできることをしていきたいと思います。
■市内の移住者受け入れ団体を紹介します
移住に伴う住居や仕事の確保、地域の慣習や人付き合いなどに対する不安を解消し、スムーズに移住者を受け入れるために、移住相談、地域住民との交流、お試し暮らし、移住のサポートや移住後のフォローに取り組んでいます。
(1)団体名
(2)具体的なサポート内容
(3)ひとこと」
(1)平川村定住推進協議会
(2)「体感田舎暮らし」を提供します。トマトやブドウの収穫作業や、地域の行事を体験できます。
(3)これまで10組以上の新規就農者が移住し、トマトやブドウを栽培しています。
(1)備中宇治彩りの山里・住むか暮らす会
(2)空き家への案内や、地域住民との交流をサポートします。
(3)10年以上、移住をサポートしています。案内や地域との繋がりを持たせることには自信があります。
(1)松原地域まちづくり推進委員会
(2)空き家への案内や、地域住民との交流をサポートします。
(3)標高が高いため、雲海の時期は備中松山城と雲海の雄大な景色を見ることができます。市街地まで近いこともおすすめポイントです。
(1)NPO法人 夢風車うかん
(2)空き家への案内や、保育園留学をサポートします。
(3)丁寧なサポートを心掛けています。人との関りが多く、地元のイベントも盛んです。保育園留学など新たなことにも挑戦しています。
(1)湯野農地プラン
(2)空き家への案内や、新規就農をサポートします。
(3)県内有数のトマトの名産地であり、トマト農家として移住した人が多くいます。畑地の用水施設や農地も整備されています。
(1)吹屋に住んでみん会
(2)空き家への案内や地域住民との交流をサポートします。
(3)吹屋は観光地でありながら人の生活の営みが息づいているため、訪れた人にどこか懐かしさを感じさせる町です。ぜひ一度訪れてみてください。
問合せ:住もうよ高梁推進課
【電話】21-0282
<この記事についてアンケートにご協力ください。>