毎年6月と12月に「市の財政状況」を公表しています。今月号では、令和4年度の決算と令和5年度上半期(4月~9月)の予算執行状況についてお知らせします。
■普通会計
令和4年度決算額は歳入総額266億3960万円、歳出総額257億2440万円、歳入から歳出と令和4年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は、7億4676万円の黒字となりました。
◇歳入 266億3960万円
前年度と比べ災害の発生が少なかったことなどにより国庫支出金、県支出金、地方債が大きく減となりました。また地方交付税については、コロナ禍からの景気回復の影響により高額であった前年度と比較し大幅な減となっており、歳入全体では、前年度と比較して13億758万円(4.7%)の減となりました。
◇歳出 257億2440万円
災害の発生が少なかったことによる災害復旧事業費の減などにより前年度と比較して12億1,273万円(4.5%)の減となりました。
■用語の解説
(歳入)
市税…市民税、固定資産税など市に納められた税金
地方交付税…市町村の実状に合わせて国から交付されるもの
市債…市が借り入れたお金
国・県支出金…国・県からの補助金、負担金など
繰入金…基金の取り崩しや他会計から入るお金
自主財源…市が自ら徴収または収納できる財源で、市税、使用料、手数料、寄付金、財産収入など
依存財源…国や県から交付されたり割り当てられたりする収入のことで、地方交付税、国・県支出金、地方譲与税、市債など
(歳出)
公債費…市債の元金返済、利子の支払いに要する経費
扶助費…生活扶助、教育扶助などの経費
物件費…一般事務や施設の保守管理などの経費
普通建設事業費…道路の新設・改良や施設の新築・増築などの経費
災害復旧費…台風などで被害を受けた施設の復旧のための経費
繰出金…一般会計から特別会計、企業会計への負担金や補助金など
積立金…特定の目的のための積み立て
義務的経費…支出が義務付けられている人件費、扶助費および公債費。この経費の割合が小さいほど財政に弾力性があると言える
消費的経費…経費の支出効果がその年度限り、または極めて短期間に終わり、後年度に形を残さない性質の経費。物件費、維持補修費、補助金など
投資的経費…道路や住宅の建設など資本形成に向けられ施設等財産として後年度に残るものへの経費
問合せ:
理財課【電話】21-0206
上下水道課【電話】21-0242
成羽病院事務局【電話】42-3111
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