■こどもの睡眠
小児科 生田(いくた)真司(しんじ)副院長
◇こどもの睡眠は大切です
(1)こどもの体に成長を促す「成長ホルモン」は睡眠中に分泌されます
(2)寝ている間にその日の学習・運動・感情を整理し記憶に残します
(3)十分な睡眠は脳と身体を疲労回復させます
◇こどもの睡眠が足らなくなると
(1)集中力の低下
(2)論理的思考の低下
(3)意欲の低下
(4)記憶力の低下
(5)イライラしやすい
↓
抑うつ傾向・学業成績の低下
幸福感や生活の質の低下
肥満傾向となる
朝起きられず学校の遅刻が増える
登校が困難になる場合も
◇年齢別の望ましい睡眠時間は?
1~2歳児:11〜14時間
3~5歳児:10〜13時間
小学生:9〜12時間
中学・高校生:8〜10時間
※詳しくは本紙をご覧ください。
◇よい睡眠をとるには
(1)朝起きる時間を決めカーテンを開けて朝の日光を浴びましょう
(2)毎朝しっかり朝食を食べて睡眠・生活のリズムをきちんとしましょう
(3)毎日の適度な運動の習慣をつけましょう
(4)デジタル機器をベッドに持ち込まないようにしましょう
こどもは家庭の生活習慣に影響を受けやすいです。
こどもの睡眠の重要性を保護者も知って、家庭みんなで早寝早起きなど適切な睡眠習慣を心がけましょう。
問合せ:成羽病院
【電話】42-3111
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