地域の思いを胸に、地域全体で子どもを育てる「地域とともにある学校」づくりをすすめます。
有漢東小学校と有漢中学校は令和6年度で閉校となり、令和7年度から「高梁市立有漢学園(義務教育学校)」として新たにスタートします。
有漢学園は、義務教育の9年間を児童生徒が一つの学校に通うことを生かして、小学校と中学校の段差を緩和し、柔軟に教育内容を設定しながら、特色ある教育活動を行う学校です。
開校にあたり、有漢学園学校運営協議会会長の湯浅末子さんと、お子様が来年度から有漢学園に通学予定の保護者の梅津芙美さんにお話を伺いました。
~学校と子どもたちを地域がつなぐ~
学校と保護者、地域住民が一体となって学校運営の改善やここに通う子どもたちの健全育成に取り組む「有漢学園学校運営協議会」の一員として、開校の準備に携わっています。
有漢学園は、「地域とともにある学校」をめざしており、学校と地域が連携し、教育環境を整えることで、子どもたち一人一人の成長につながっていくことを願っています。そこで、私たちは、学校教育と地域が行う社会教育をつなぐ役割を果たしていきたいと考えています。地域からの情報発信によって学校での教育活動の選択肢が増え、子どもたちの学びの可能性が広がっていくことにも期待しています。
また、子どもたちの元気な声でまちが活性化し、通学区域外から通う子どもたちが増えることで他地域との関係も深まるといった、まちづくりの原動力になっていくことも願っています。
将来、有漢学園に通う子どもたちが「有漢学園で学んでよかった」「自分の生まれ育った地域が好き」と思ってもらえるよう、私たちは学校に寄り添いながら環境づくりを進めていきたいと思います。
湯浅(ゆあさ)末子(すえこ)さん
~自然豊かな場所で、特色ある学びを~
来年度、小学4年生と1年生になる子を持つ親として、有漢学園には大きな期待を寄せています。
特に、地域に飛び出し豊かな自然の中で学びを探究できる「地域ふるさと学習」は強みの一つだと思います。感受性豊かな学童期に、五感を使い主体的に学ぶ経験を通して郷土を愛する心も育んでほしいと願っています。
有漢学園は、市内唯一の義務教育9年間のカリキュラムであり、素晴らしい自然環境にいながら、県下でも進んだICT教育や英語教育など、魅力的な学習機会が多く用意されています。市や学校、子どもたち自身にも魅力あふれる学びの場を広くPRしてもらい、地域の方や通学区域外の方にも興味を持っていただけたら、地域全体の活力になるのではと思います。そして、子どもたちはもちろん、地域も元気になり、明るい未来になっていくことを望んでいます。そのために行政には、子どもの通学や放課後預かりなどの支援策を検討していただき、有漢学園を後押ししていただければ幸いです。
梅津(うめづ)芙美(ふみ)さん
■3つの「つながる」、、、
有漢学園では、3つの「つながる」をキーワードとして、特色ある教育活動を展開していきます。
・人がつながる
・地域とつながる
・学びがつながる
■通学区域外の児童生徒募集中!
募集期間:~10月31日(木)
申込方法など詳しくは二次元コードより市ウェブサイトをご覧ください。
※詳しくは本紙をご覧ください。
■有漢学園での9年間の学び
義務教育9年間を「4年-3年-2年」の3つのステージへ
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