■質の良い睡眠をとれていますか?
睡眠は健康維持に不可欠で、体と脳の休息、新陳代謝の促進、細胞修復などの役割があります。睡眠不足が続くと自律神経の乱れや食欲増進、肥満、高血圧や糖尿病などの生活習慣病のリスクを高めます。また、睡眠はうつ病とも関連があり、睡眠休養感が低い人ほど気分の落ち込みの度合いが強いという研究結果もあります。
たくさん寝れば寝ただけ健康に良いというわけではなく、良い睡眠は睡眠時間と質(睡眠休養感)が十分に確保されていることが大切です。また、年代によって適切な睡眠時間は異なるので、自分の年齢に合った睡眠時間を確保することが大切です。ただし、必要な睡眠時間は個人差があり、朝すっきり目覚めることができるか、日中に眠気を感じないかが自分にあった睡眠時間の指標になります。個人差を踏まえつつ、日常的に質・量ともに十分な睡眠を確保して心と体の健康を保つことが大切になります。
質の良い睡眠を取るための工夫として、日中の運動、就寝前のリラックス、寝室環境の整備(光、温度、音)が重要です。可能な限り、就寝前の食事や飲酒、喫煙、カフェイン、スマホ使用は控えることが望ましいです。光や温度、音の管理で快適な睡眠環境を作りましょう。
年代:こども
睡眠時間の目安:小学生は9〜12時間、中高生は8〜10時間
年代:働き世代
睡眠時間の目安:6時間以上
年代:シニア世代
睡眠時間の目安:長い床上時間(睡眠を取るため寝床で過ごす時間)が健康リスクとなるため、床上時間が8時間以上にならないようにする
(健康づくりのための睡眠ガイド2023より)
問合せ:健康づくり課
【電話】21-0228
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