~平泉町~
地域おこし協力隊の皆さんを通して市町村の魅力をご紹介。今号は「平泉町」へご案内します。
ご案内役:平泉町・地域おこし協力隊 河野綾華(こうのあやか)さん
プロフィール
福岡県出身。2023年春に平泉町に着任。ダンススタジオの経営や地域活性化に関わっていた経験を生かし、町の特産品開発とピーアールに取り組んでいる。
プロフィール終わり。
■歴史が身近な暮らしを楽しみつつ、新たな遊び方や魅力を発信する。
町内を少し歩くだけで、中尊寺や毛越寺をはじめ、由緒ある寺院や史跡、歴史的な景観に出会える世界遺産のまち平泉町。岩手を訪れたこともなかった河野綾華さんがこの町に惹かれたのは、歴史とつながる暮らしにありました。
「伝統的な祭りや行事が暮らしに根付いており、地域の方々がそれを大事にしている。歴史がとても身近なんです」。春・秋の藤原まつりをはじめ、毎月のように開催される祭事を継承し、支えてきた住民たち。その姿に河野さんは、「伝統を守ってきた人々の誇りと絆を感じる」と言います。また、平泉町では、歴史的景観の保存に取り組んでいるため、周辺の景色が美しいのも魅力の一つ。特に束稲山(たばしねやま)から見下ろす長島地区の田園風景は、「他にはない感動的な景色」とお気に入りのポイントです。
河野さんは、町の特産品や米を使った商品開発に取り組む一方、若者たちと着物姿でまちなかや史跡を巡り、写真を撮って楽しむ遊びなどを企画しています。「名所も何気ない景色も、今の感覚に落とし込んで遊び方を考えると新しい価値が見えてきます」と河野さん。自由な発想で新たな平泉の楽しみ方を模索しています。
写真が3枚あります。
1枚目:毎年7月に行われる平泉水かけ神輿(みこし)。河野さんも参加して大いに楽しんだそう。(写真提供・平泉町)神輿とたくさんの担ぎ手に沿道から水がかけられています。
2枚目:束稲山の麓に広がる長島地区の田園風景。四季折々の景色が楽しめる。(写真提供・平泉町)
3枚目:着物姿での写真撮影。世界遺産の一つ「観自在王院跡(かんじざいおういんあと)」の庭園に映えている。(写真提供・河野綾華さん)庭園の水辺にたたずむ着物を着た女性と暗闇を照らす月が見えています。
写真終わり。
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。
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