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【特集1】増える災害・進む老朽化 安全・安心に暮らせる県土づくり(2)

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岩手県

■河川や砂防施設、道路の適切な整備により災害のリスクに備え、また、橋りょうの老朽化対策により長寿命化を図っています。

○河川整備 岩泉町 小本川(小本川水系)
台風や大雨による被害を防ぐため、川幅を広げ、護岸や堤防の整備を実施しています。また、河川内に堆積した土砂を撤去し、水がスムーズに流れるようにして、洪水被害の発生のリスクを減らします。

対策前:洪水による被害(平成28年 台風第10号)
写真があります。 民家が浸水し流木や瓦礫が堆積しています。

対策実施中:河川の幅を拡げる整備(令和6年度完成予定)
写真があります。
川幅をたっぷりと広げ、川の水が大量に流れるようになっています。
写真終わり。
※各写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

対策の効果:川幅を広げた結果、大雨による水位の上昇を抑え、令和5年台風第7号の際には浸水被害を防ぐことができました。

○砂防施設整備 釜石市 尾崎白浜の沢(その他水系)
台風や大雨によって生じる土石流を受け止め、土砂災害を軽減するための砂防堰堤の建設や、がけ崩れ防止対策の実施などにより、下流にある人家や道路、避難施設などを守ります。

対策前:土石流による被害(令和元年 台風第19号)
写真があります。 住宅の窓の高さまで土砂が堆積しています。
写真終わり。

対策後:砂防堰堤を建設(令和4年6月完成)
写真があります。
河岸に幅広く緩やかに砂防堰堤が設置されています。
写真終わり。
※各写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

対策の効果:砂防堰堤を建設し、下流の人家71戸、市道などを守っています。

○道路整備 盛岡市・矢巾町 徳田橋(一般県道大ケ生(おおがゆう)徳田線)
道路の被害は、災害時の救援救助や支援物資の輸送に大きな影響を及ぼします。橋りょうの耐震性の強化や狭い道路を広げることなどにより、災害に強い道路ネットワークを整備しています。

対策前:旧橋 昭和37年架設(幅員(ふくいん)6メートル)
写真があります。
錆が浮いた老朽化した幅員の狭い橋です。
写真終わり。

対策後:新橋 令和6年3月開通(幅員15メートル 車両2車線プラス両側歩道)
写真があります。
幅員も広がり歩道も設置されています。
写真終わり。
※各写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

対策の効果:老朽化した徳田橋を架け替えることで、災害に強い道路となりました。
旧橋よりも幅が広がったことで、車両などが安全に通行できるようになりました。
複数事項にまたがる事業については、重複して事業費を計上。

○老朽化対策
老朽化の進む橋りょうやトンネル、スノーシェルター、スノーシェッド(雪崩対策のために道路を覆うように建てられた屋根付きの設備)などを適切に維持管理していくため、「点検、診断、措置、記録」のメンテナンスサイクルを実施しています。計画的かつ効率的な修繕などを行い、長寿命化を図っています。

[軽米町 猿越(さるごえ)橋(一般国道395号)]
対策前:クラック(ひび)の発生
写真があります。
橋の中央あたりにたくさんのひびが入っています。
写真終わり。

対策後:コンクリート、舗装の更新(令和4年10月完了)
写真があります。
コンクリートで舗装され、ひびは無くなっています。
写真終わり。
※各写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

対策の効果:ひびの入っていたコンクリートと舗装を、新しく更新し、延命化しました。

[西和賀町 大荒沢(おおあらさわ)スノーシェッド(一般国道107号)]
対策前:腐食が発生
写真があります。
スノーシェッドが腐食して色が変わっています。
写真終わり。

対策後:塗装の塗り替え(令和3年11月完了)
写真があります。
スノーシェッドがきれいに塗装されています。
写真終わり。
※各写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

対策の効果:腐食が進んでいた鋼製のスノーシェッドの塗装を塗り替えて、延命化しました。

■地域とともに 将来のために支え、育もう「私たちの県土」
県は、児童・生徒に対する現場見学会や、橋りょうメンテナンス工事の体験学習会などを実施し、防災知識の向上や将来を担う人材の育成に取り組んでいます。これからも地域とともに、安全・安心に暮らせる県土づくりを進めていきます。

○現場見学会(平井賀の沢(ひらいがのさわ)砂防堰堤)
田野畑小学校の生徒が平井賀の沢砂防堰堤を見学。土砂災害についての出前講座を実施しました。(令和5年10月)

写真があります。
砂防堰堤のそばで説明を聞いている多くの生徒たちの様子です。
写真終わり。
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

○工事体験学習(花巻市・大正橋)
花巻農業高校の生徒が参加した工事体験学習。高所作業車に乗車し、劣化箇所を間近で確認しました。(令和5年9月)

写真があります。
高所作業車に数人の学生が乗って、橋の裏側の様子を確認しています。
写真終わり。
※写真は本紙またはPDF版をご覧ください。

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