■きらり人輝く
家族で作って食べた大好きなまめぶの魅力を発信する高校生
▼大好きなまめぶを広めたい!
郷土食のまめぶが大好きで、県内の人にまめぶを広める活動をしている熊谷英里香さん。まめぶを好きになったきっかけや広めるために取り組んでいることを伺いました。
▽まめぶを広めようと思った理由
NHK連続テレビ小説あまちゃんへのエキストラ出演をきっかけに、家族が経営する田野畑村のレストハウスでまめぶ販売を開始。家族で作って食べることも増え、まめぶが大好きになりました。
県内から集まった高校の友達は、まめぶを知らない人や食べたことがない人が多く、もっと知ってほしい思いから活動を始めました。
▽取り組んでいること
学校の探究活動でまめぶをテーマに選び、情報発信と販売に取り組んでいます。
情報発信では、まめぶの家の谷地ユワノさんに連絡を取り、まめぶのことや作り方について勉強。SNSのアカウントを作成し、作り方や歴史を発信しています。海外の人にも知ってもらうため、英語のアカウントも作成しました。
販売では趣味のスイーツ作りを生かし、夏の暑い時期でもまめぶを食べてもらえるようにまめぶプリンを考案。レストハウスや久慈市のカフェで販売しました。文化祭ではまめぶ汁も1日40食限定で販売。初めて食べた人が多く、ファンになったと言ってくれた人もいて大きな反響がありました。
▽今後の目標
まめぶはしょっぱい汁の中に甘い団子が入るユニークな味や身近な食材で作れること、みんなでコミュニケーションを取りながら作れるところが魅力だと思います。情報発信と販売場所や販売回数を増やし、大好きなまめぶを知ってもらう活動を続けていきたいです。
Name:熊谷 英里香(くまがい えりか)さん(長内・16歳)
Profile:盛岡第一高等学校2年生
■集まれ!元気の輪
▼サンサン太鼓の会
サンサン太鼓の会は、30代から70代の10人で、2年前から活動している盆踊りのサークルです。
長内市民センターで実施された、盆踊り太鼓の事業をきっかけにサークルを立ち上げ。メンバーはほとんどが未経験でしたが、大川目太鼓の皆さんに教わりながら太鼓を練習しています。活動日には必ずもぐもぐタイムがあり、持ち寄ったおやつを食べながら交流。夏には地域の盆踊りや大会にも参加し、盆踊りを楽しんでいます。
地区や年齢問わず、メンバーを募集しています。盆踊りに興味がある人は、見学でもいいので参加ください。
代表:大石 純夫さん
活動場所:長内市民センター【電話】52-7400
活動日:第3金曜日18時~19時30分
■My life in Kuji
市内の小・中学校で英語を教えているALT(外国語指導助手)の皆さんが、久慈で生活していて感じたことなどを紹介するコーナーです
▼初めてのサーフィンに挑戦!
今年の夏、ALTの友人2人と洋野町種市のビーチでサーフィンのレッスンを受けました。私の住むアメリカのインディアナ州付近には海が無く、これまでサーフィンをする機会はありませんでした。
レッスンは、BANASURFの立花正憲さんが担当し、道具も貸してくれました。海に入る前にウエットスーツを着なければなりませんが、これが想像以上に大変でした。パドリングの仕方を習い、ボードの上に立つ練習に挑戦。友人たちは上達がとても早かったですが、私は何度もバランスを崩して海に落ちてしまいました。立花さんが上手に教えてくれたおかげで、最後は大分上達しました。
サーフィンはとても難しかったのですが、またやりたい、もっと知りたいと思いました。いつかひとりでできるようになりたいです。
ローレン・ブーカーさん
インディアナ州・24歳/長内小、宇部小、長内中、宇部中、山形地区の小中学校を担当
■市民センターだより
▼山根市民センター事業紹介
▽種差海岸をウォーキング!
9月11日、八戸市の種差海岸でウォーキングを行い、12人が参加しました。種差海岸は遊歩道が整備されており、砂浜や海岸などの景色も良く、ウォーキングをするには非常に良い場所です。
種差海岸駅までの移動は、JR八戸線を利用。当日は天気が良く、車窓から海が見える場所も多かったので、景色を楽しみながら移動できました。種差海岸駅からは、ゴールの葦毛崎展望台まで約6キロの道のりを、2時間かけてウォーキングしました。気持ちの良い汗をかきながら、太平洋を望むすばらしい景色を満喫。30度近い気温だったため休憩を多めに取り、体調を崩す参加者もなく、無事に終わることができました。
普段はあまり利用しないと思われるJR八戸線を利用して行った事業で、山根町の参加者からも好評でした。
来年度以降も、参加者の皆さんに喜んでもらえる事業を計画していきます。
問合せ:山根市民センター
【電話】57-2055
■協力隊つうしん
▼消えゆく文化を残したい
地域の文化を調べ、家庭でまつられていた「オシラサマ」や夏井地区の焼き物、神楽面などを紹介する展示を行ってきました。
休日には県内外の民俗・芸能を訪ね歩き、神楽の権現舞で葬式や供養で舞う「弔いの神楽」を何度も見ることができました。今では演じられる機会が少なくなりましたが、岩手県内では27カ所、久慈市内でも「墓舞」「神楽念仏」とも呼ばれ5カ所で行われていたようです。東北地方は飢饉により多数の死者を出したので、芸能も死者を供養することを忘れなかったのでしょう。消えつつある地域の民俗・風習を今のうちに記録し、残しておきたいものです。
久慈地方産業まつりでは、海女が潜る水中の様子を再現した展示を予定しています。海女になった気分になってみてください。大川目市民センターの文化祭では、地元で使用されていた民具の里帰り展を行います。ぜひお越しください。
橋本 拓也さん(はしもと・たくや61歳)
令和4年10月着任。和歌山県出身。民俗芸能や伝統行事などの文化の研究、紹介に取り組む。
地域おこし協力隊:移住定住促進を目的に、都市部からの移住者に対して市が委嘱。カフェを中心とした地域の活性化、新規漁業者の確保や水産物の高付加価値化への取り組み、農泊事業の実践と推進、地域資源の商品開発・販路拡大PRなどを行います。
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