◆8日間の貴重な体験 海外派遣事業から帰国
1月18日、本年度の中学生海外派遣事業によるアメリカ・サンディエゴでの研修を終え、派遣生徒3人が帰国しました。
この海外派遣事業は、町内の中学生に海外での交流や異文化体験などの研修機会を与え、グローバルな視野を持った国際性豊かな人材を育成しようと、平成26年度から町が独自で実施しているものです。
生徒は、1月9日に本町を出発し、16日までの8日間、現地生徒との交流や英語研修などを行ってきました。
役場に到着した生徒たちは、飛行機トラブルにより1日遅れての帰国となったにもかかわらず、長旅の疲れも見せず笑顔で「ただいま」と帰国を報告。出迎えた両校関係者や保護者らに異国での経験を伝え、成長ぶりを見せていました。
駒林希さん(世田米中2年)は「自分からコミュニケーションをとる積極性がついた」、遠藤瞳海さん(有住中2年)は「自分の考えを表現する力がついた」、水野星羅さん(有住中2年)は「言葉が分からなくても身振り手振りで相手に自分の考えを伝えることができた」と自身に満ちた表情で話していました。
◆町民の安心・安全へ 交通・防犯初点検
1月9日、役場町民ホールで町交通指導隊(佐々木慶逸隊長)と町防犯協会連合会防犯隊(佐藤裕雄隊長)の合同初点検を実施しました。
初点検には、両隊員をはじめ来賓ら約30人が出席。神田謙一町長と佐々木春一町議会議長ら来賓が隊員の服装や姿勢、表情などを点検しました。
神田町長は「全国的に高齢者が関係する事故や児童生徒などが巻き込まれる事故が大きな問題となっており、また、岩手県は自宅の無施錠被害率が高い状況にある。引き続き安心・安全のためよろしくお願いしたい」と訓示しました。
◆1年の死亡事故抑止 県警本部から賞賛状
1月9日、役場応接室で、当町が1月2日で交通死亡事故ゼロ1年間を達成したことを受け、県警察本部(高水紀美彦本部長)から当町へ賞賛状が伝達されました。
伝達式には、永澤幸雄大船渡警察署長ら警察関係者のほか、神田町長、町交通指導隊の佐々木慶逸隊長などが出席。永澤署長から神田町長に賞賛状が手渡されました。
賞賛状を受け取った神田町長は「高齢者による事故が多発しているので、今後も街頭活動などで意識啓発していきたい」と話し、死亡事故ゼロへの決意を新たにしていました。
◆お正月の遊び 手作りたこ揚げを体験
1月5日、せたまいいきいきづくり(菅沼千恵子会長)によるたこ揚げ行事が行われました。
このたこ揚げは、世田米地区教育振興実践協議会(菅沼千恵子会長)が共催し、世代間交流を深めるとともに子どもたちに伝統を継承していこうと行っているものです。
当日は町内の児童12人が参加。農林会館でオリジナルのたこを作り、完成後は運動公園ふれあい広場に移動し、たこ揚げを行いました。
吉田脩人くん(世田米小2年)は「最初は上手く飛ばせなかったけど、最後は高く揚がって嬉しかった」とたこ揚げを楽しんでいました。
◆110番の日に警察の仕事学ぶ
1月10日、世田米保育園(岩渕真理園長)で大船渡警察署(永澤幸雄署長)による広報イベントが行われました。
このイベントは、警察の仕事に興味を持ってもらおうと数字の並びが「110」となるこの日に実施しているもので、同署世田米駐在所の山根誠所長ら3名が2歳以上の園児46人に対し、110番の仕組みなどについて説明を行いました。
そのほか、警察官の制服着用やパトカーの乗車体験も行われ、園児たちは警察の仕事に理解を深めていました。
◆小正月を彩る みずき団子づくり
1月11日、町内の保育園で五穀豊穣と家内安全を祈る小正月の伝統行事「みずき団子づくり」が行われました。
このうち、有住保育園(紺野留実子園長)では、年長の園児たちと祖父母ら14人でみずき団子づくりを体験。園児たちは用意された色とりどりの団子を手で丸め、背丈の倍以上あるみずきの木へ、色が重ならないように気を付けながら次々と飾りつけていました。
園児は「きれいに飾り付けできて楽しかった」と話しており、祖父母との小正月行事を楽しく体験していました。
◆第2回目のキャリアトークを開催
1月16日、「中学生、高校生、大学生のためのキャリアトーク」がイコウェルすみたで開かれました。
このイベントは、多様な働き方についてゲストの仕事を通じて学ぶ合計3回の連続企画で一般社団法人Work Design Lab(東京都・石川貴志代表理事)が主催したものです。
この日は、現地とオンラインから参加があり、このうち、現地へは町内在住の高校生3人が参加。ゲスト2人から現在の仕事に至るまでの経緯やそのきっかけなどの話があり、参加者は刺激を受け、自分の進路選択に役立てていた様子でした。
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