安全・安心な町へ あなたの力が必要です

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災害時に出動し、消火活動や救助・救出活動などを行い、地域防災の要として平常時・非常時を問わず町の安全・安心を守っている消防団ですが、団員数は年々減少傾向にあります。
町や消防署の行政だけでいつ起こるか分からない自然災害に対応するには限界があり、地域の皆さんの力が必要です。安全・安心な町にしていくために、町では消防団への入団者を募集しています。

■消防団とは?
消防団は、消防署と同様、消防組織法に基づき市町村に設置される消防機関です。
消防署は、地方公務員である消防士が交代で常駐しており、現場の最前線を担い、災害火災などが起きた際に救助・救急活動を行う組織です。
一方、消防団は、災害火災などの際に出動し、地域住民の安全・安心を守るために消防防災活動を行う組織です。
消防士とは異なり、消防団員は普段は会社員や自営業などをしながら、災害火災などが発生したときなどに出動する非常勤特別職の地方公務員です。

■こんな活動をしています
▼災害時
災害発生時には、消防団はさまざまな役割を担います。災害現場での消火をはじめ、地震や風水害といった大規模災害発生時の救助・救出、警戒巡視、避難誘導、災害防御などさまざまな現場で活躍しています。

○主な活動
・火災出動
・風水害出動
・捜索活動

▼平常時
災害発生時以外にも、消防団では住宅への防火指導、特別警戒、広報活動などの幅広い活動に従事しています。

○主な活動
・消防出初式(1月)
・春・秋火災予防運動(3月・11月)
・山火事予防運動(4月)
・お盆・年末年始特別警戒(8月)
・秋季消防演習・火災防ぎょ訓練(11月)
・総合防災訓練(隔年)
・操法競技大会(隔年)

■消防団員の待遇
次のようなさまざまな待遇や制度があります。
▽報酬
階級別に年額報酬があります。

▽公務災害補償
療養補償や休業補償など活動中のけがなどに公務災害補償が適用されます。

▽退職報償金
在職年数や階級に応じた退職報償金が支給されます。

▽表彰
叙位・叙勲や消防長官表彰など、国・県・町からさまざまな表彰があります。

▽被服の貸与
活動に必要な活動服・半てん・編み上げ靴などが支給されます。

など

■町消防団が抱える課題
団員数は全国的に減少傾向にあり、住田町も同様です。
団員数の減少と団員の平均年齢の上昇により、地域防災力の低下が懸念されており、団員確保は住田町においても大きな課題です。
消防団は定員380人で組織されていますが、令和5年4月時点の団員数は299人と81人の団員が不足しており、団員の充足率は78・7%と全国平均の86・7%を8・0ポイント下回っています。

▽町消防団員の推移

■消防団の重要性
消防団は、次のことから地域防災の要として非常に重要な役割を果たします。

▽地域に根ざした細やかな活動
消防団は、主にその地域に居住する人たちで組織されているため、町内の建物や道路、河川の状況などを常日頃から把握しているなど地域の状況に精通しているため、きめ細やかな災害防ぎょ活動が可能です。

▽迅速な災害対応
消防団は、町内全域を網羅しており、迅速な災害対応が可能です。
災害が大きいほど、町や消防署による災害対応に支障をきたす場合があるため、広域的な応援に時間を要することが想定されます。発災直後の地域住民相互の助け合い、人命救助や初期消火への努力が被害の軽減につながります。

■入団するためには
▽STEP1　担当に入団希望の連絡
入団を希望する人は、消防署住田分署または町総務課までご連絡ください。町内6の分団から、居住地・勤務地を管轄する分団を紹介します。直接、各分団へ応募することもできます。
↓
▽STEP2　部長などとの面談
希望する入団先の部長などと面談を行い、活動内容の詳細や必要な手続きについて説明を受けます。
↓
▽STEP3　入団決定
書類記入などの手続きを経て正式に入団が決定します。入団は随時受け付けています。

■自分たちの安全は自分たちで守る
昨今、異常気象とともに頻発する自然災害は、全国各地に甚大な被害をもたらしています。そのような中、避難誘導や捜索活動など、地域に密着した消防団だからこそ担える役割も少なくありません。いつ発生するか分からない災害に対し、体制の確立に尽力していきます。
しかしながら、全国的に団員数が減少・高齢化しており、住田町においても同様です。
「住田町消防団」が地域を守っていくためには、地域の皆さまのご協力が必要です。地域の安心・安全の守り手として、消防団への入団を心からお待ちしています
菊池実行団長

問合せ：総務課
【電話】46-2112