■住田町で多様な価値観養う
7月3日から6日にかけて、(株)日本能率協会マネジメントセンター(張士洛代表取締役社長)主催のラーニングワーケーションが町内各地で開催されました。
ラーニングワーケーションとは、学び(ラーニング)を得ながら仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を両立させ、仕事と観光などで自分の時間を過ごす取り組みで、今年は東京都と愛知県から8人が参加。
町職員による町の東日本大震災発災時の後方支援の講義や苗木生産者との意見交換会などを通じて、普段の生活とは異なる環境で新たな気づきや発見を得た様子でした。
■異文化に触れる国際交流イベント
7月4日、町教育委員会が住田高校(伊藤治子校長)の研修会館内に開設した「住高ハウス○○」で、国際交流イベント「台湾国際交流会」を行いました。
この日は、大船渡市に拠点を置き、国際的ネットワークを生かした若者の支援や交流活動を展開するNPO法人With You Global(小手川知行代表理事)の台湾や香港出身の外国人スタッフと1~3年生合わせて10人あまりが参加。
たこの代わりに9種類の具を選んで作る「クリエイティブたこ焼き作り」などで、国の垣根を超えた交流が図られました。
■情報モラルの大切さを学ぶ
7月4日、住田中学校(遠山秀樹校長)で情報モラル教室が開かれました。この教室は、スマホの利用時間が増えると予想される夏休みを前に、スマホの使い方について、生徒自身と家庭で見つめ直してもらうために開催されたものです。
この日は、全校生徒や保護者を対象に岩手県警生活安全部人身安全少年課のスクールサポーター古澤義之さんがSNSやインターネットに潜む危険などについて講義しました。生徒は「さまざまなトラブルや危険に巻き込まれないようにスマホを正しく使いたい」と学んだ内容を心に留めていました。
■住田アリスが3位入賞に輝く
6月29日から30日にかけて花巻市で開催された、第44回全日本バレーボール小学生大会岩手県大会において「住田アリスバレーボールクラブ」が見事第3位に輝きました。町内女子チームの入賞は、平成26年以来9年ぶりとなります。
住田アリスは予選リーグを1位で勝ち上がると、トーナメント1回戦、2回戦ともにストレート勝ち。準決勝では惜しくも敗れたものの、続くシード権決定戦ではフルセットの末勝利を収めました。
9人の選手たちは、終始声を掛け合いながら粘り強いプレーを見せていました。
■種山で楽しい水遊び 森の保育園(夏)
7月12日、種山ヶ原森林公園内で世田米保育園(岩渕真理園長)の年長児14人を対象に夏の「森の保育園」が行われました。
森の保育園は、春・夏・秋・冬の季節ごとに、保育園児が森で遊びながら、森林に親しむことを目的に町教育委員会が実施しているものです。
この日は、案内役のすみた森の案内人のほか、ボランティアとして住田高校生6人が参加。「だるまさんがころんだ」の遊び方に似た英語ゲームやせせらぎの広場での水遊びなどを楽しみながら、宮沢賢治が愛した自然を満喫していました。
■第23回住田町長杯グラウンドゴルフ大会
7月14日、町運動公園野球場で、第23回住田町長杯グラウンドゴルフ大会が開催されました。
この大会は、グラウンドゴルフを楽しむことで生涯スポーツに対する関心を高め、親睦と交流を通じ、心身ともに健康を維持することを目的に町教育委員会が開催しているものです。
当日は晴天にも恵まれ、約80名が参加。参加した皆さんからは楽しそうな笑い声も聞こえ、親睦を深めている様子でした。
なお、結果は団体の部では天嶽自治会が、個人の部では松田稔さん(天嶽)が優勝しました。
■地域創造学「プロジェクト発表会」
7月12日、住田中学校(遠山秀樹校長)で地域創造学のプロジェクト発表会が開かれました。
この発表会は、地域創造学の取り組みとして「理由や根拠を明確にして」表現する力を育てる機会として開かれたものです。
各教室で行われた発表会では「気仙川の魅力」「住田のCM制作」などそれぞれ考えた地域課題について、その狙いや課題解決案の進捗状況などを説明しました。生徒たちは意見を出し合ったり、ゲストサポーターとして参加した町役場職員からの助言を受けるなど、今後の探求学習の本格化に繋げた様子でした。
■栗木鉄山跡の保存活用計画策定へ
7月19日、町教育委員会が遊林ランド種山で「国指定史跡栗木鉄山跡保存活用計画」の策定に向けた第1回目の計画策定委員会を開催しました。
町では、令和8年度までに栗木鉄山跡の保存、活用の基準や方針を盛り込んだ計画の策定を目指しており、この委員会は、その内容を検討するために設置したものです。
この日は、学識経験者や有識者など約20人が出席。委員は、現地視察を行った後、計画の基本方針や遺跡の本質的価値などについて意見を交わし、計画策定に向けて現状と課題の共有を行いました。
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