高齢者の消費者トラブルを防ぎましょう

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■令和5年度消費生活相談の概要
消費生活センターでは、気仙地区在住の消費者から、事業者との間に生じた商品やサービスに関するトラブルについての相談を受け付けています。
令和5年度にセンターへ寄せられた相談は253件あり、年代別では70歳以上が63件と最も多く、次いで60歳代が37件で、60歳代以上が全体の約4割を占めています。また、29歳以下の相談件数は、前年度と同規模の30件でした。
相談の内容は「インターネット通販で、お試し価格の安価な商品を注文した。定期購入ではないのに、高額な2個目が届いた。返品したいが、電話が全くつながらない。」などといった定期購入に関する契約トラブルの相談が、各年代とも多くみられました。
70歳代では「今より電話料や電気料が安くなるので契約しないか」「不用品を買い取りにいくが何かないか」などといった、しつこい電話勧誘による契約トラブルなどがありました。

■トラブルに遭わないために
高齢者は、自宅にいることが多く、電話勧誘販売や訪問販売による被害に遭いやすい傾向にあります。
NTT東日本では、70歳以上または70歳以上の方と同居の契約者の方を対象に、次のようなサービスを行っています。
(1)相手の電話番号が電話機などのディスプレイに表示される「ナンバー・ディスプレイ」が無料になります。
(2)相手の電話番号が非通知の場合に対し、電話番号を通知するようガイダンスで応答する「ナンバー・リクエスト」が無料になります。
(1)と(2)を両方申し込むことで、黒電話などディスプレイがない電話機でも、非通知の電話に対し、電話番号を通知するようガイダンスで応答することができます。
※適用には申し出が必要で、すでに利用中の場合も同様です。

■サービス申込み先
NTT東日本特殊詐欺対策ダイヤル
【電話】0120-722-455(9時～17時)

■困ったときは
契約の勧誘や、その後の解約などについて不安な時は、消費生活センターに相談しましょう。場合によっては、取り消しや解約ができる場合があります。一人で抱え込まず、早め早めの相談が肝心です。

問い合わせ先：大船渡市消費生活センター
【電話】27-3111