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■本年度は中・高合同開催　住田町海外派遣事業結団式
9月2日、役場町民ホールで住田町中学生海外派遣事業・住田高校海外派遣事業結団式が行われました。
この事業は、海外派遣を通し、国際性豊かな人材を育成しようと、町教育委員会と住田高校教育振興会(水野司会長)がそれぞれ実施しているもので、昨年度までは中学生はアメリカ、高校生はオーストラリアに派遣していましたが、本年度は中学生と高校生同士の交流、派遣の効率化を図ろうと中高合同でアメリカのサンディエゴを訪問します。
この日は、住田中学校(遠山秀樹校長)から小野一花さん(2年)、大村宙見さん(同)、菊池真由さん(同)、住田高校(伊藤治子校長)から古澤友稀菜さん(2年)、金野恵人さん(1年)の5人の参加者のほか、引率者や生徒の保護者など10人余が出席。
生徒は、それぞれ「他国の人や文化に触れて、多くのことを感じたい」「積極的にコミュニケーションを取って、学校生活に活かしたい」などと意気込みを発表。
これを受け、神田町長から「不安が大きいと思うが、楽しむことを忘れずに色々な経験を積んできてほしい」と激励の言葉を送りました。

■7中学校の代表が発表　わたしの主張気仙地区大会
8月29日、令和6年度「わたしの主張気仙地区大会」が役場町民ホールで開かれました。
この大会は、次代を担う中学生が、未来に向けての夢や社会への意見、日常生活の中で感じたことなどを表現することで、少年の健全育成を図ることを目的に開催しています。
この日は、気仙地区の7中学校の代表各1名が出場し、住田中の生徒や発表者の家族らが静かに耳を傾ける中、発表者は障がい者への偏見や食品ロス問題、失敗を許さない社会などをテーマに、それぞれの主張を訴えました。
本町からは、紺野泰聖さん(住田中3年)が出場。紺野さんは、運動会で初めて披露した「住中ソーラン」のリーダーとして、全校をまとめる中で感じた苦悩や気付きについて発表。その中で「周りで支えてくれる人が必ずいることを知った」「仲間の存在がこんなにありがたいということにやっと気付いた」などと述べました。
なお、大会結果は最優秀賞を菅野りれいさん(高田一中3年)が、優秀賞を村上奈央さん(末崎中3年)と滝田智士さん(大船渡一中3年)が受賞しました。

■住田中総合文化部が全国の舞台へ
8月22日・23日に開催された第24回全国中学校総合文化祭山口大会に、住田中学校(遠山秀樹校長)の総合文化部が出演し、ベートーヴェン交響曲第9番「歓喜の歌」やNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のオープニングテーマ、「糸」の3曲を大正琴で披露しました。
29日には、遠山校長や同部部長の紺野真帆さん(3年)らが役場教育長室を訪問し、出場を報告。
紺野さんは「たくさんの方々からの支えがあって全国に行くことができた」と感謝の気持ちを表しつつ「本番では自分たちの力を精いっぱい発揮できた」と振り返っていました。

■気仙川周辺の災害対策施設を見学
9月5日、有住小学校(新沼健校長)の4年生4人が地域創造学の一環で、本町と陸前高田市を流れる気仙川周辺の防災減災施設について学びました。
この日は、河口部の気仙川水門や昭和橋、成沢砂防堰堤などを見学。
このうち、昭和橋では県大船渡土木センターの職員らから「洪水はいつ、どこで発生するか分からないので、町を守るために橋の工事を行っている」と説明を受け、堤防や護岸、河川の拡張、架橋工事などをしていることを学習。児童たちは、身近な河川と水害対策について学びを深めていました。

■小さな輝き求めて砂金採り体験
9月7日、上有住地区公民館や気仙川などを会場に、町教育委員会が主催する一般向けの砂金採り体験が行われました。
この日、31人の参加者は町教育委員会職員から産金の歴史について講義を受けた後、専用の皿を用いて砂金を取り出す作業の流れを確認。
その後の砂金採り本番では、気仙川に移動してから目を凝らしながら砂金を探し、数名の参加者が見事砂金を見つけていました。
陸前高田市から参加した松本成央くんは「小さい石をお皿の外に取り出す作業が難しかった」と話していました。

■秋の種山散策で自然への理解を深める
9月11日、種山ヶ原森林公園内で世田米小学校(鹿糠博子校長)の1年生12人が「秋の種山学習」を行いました。
「秋の種山学習」では、森林環境学習の一環として、春・夏・秋・冬の年4回、種山ヶ原での散策を通じて自然について学んでいます。
この日は、案内役のすみた森の案内人のほか、ボランティアとして住田高校生7人が参加。
目的地のせせらぎの広場に到着した後は、9種類の木の実を探してビンゴを完成させるゲームのほか、それぞれ思い思いの遊びをしながら、秋の種山を満喫していました。