■森林環境税と森林環境譲与税ってナニ?
平成31年3月に、温室効果ガスの排出削減目標の達成や、災害防止を図るための森林整備などに必要な財源を安定的に確保するため、「森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律」が成立しました。
森林環境税は、国内に住所がある個人に、令和6年度から課税されるもので、年額1,000円となっています。森林環境譲与税は令和元年度から、森林環境税の収入額全額に相当する額を市町村や都道府県に対して、私有林人工林面積、林業就業者数や人口による基準で案分して譲与されています。
■町の森林環境譲与税は?
森林環境譲与税は、令和元年度から譲与が始まり、令和4年度までに町へ譲与された金額は、総額1億1,134万1千円で、森林環境譲与税基金に積み立てた後、森林整備の推進や人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発活動の推進などに活用しています。
■これまでの活用状況はどうなってるの?
令和4年度までに森林環境譲与税を活用して実施された事業費は、総額5,016万円で、4,575万円が同基金から充当されています。同年度末の基金残高は6,559万3千円となっています。
今年度の主な事業は、町が管理する林道の支障木伐採や整地などを行う「林道等環境整備工事・業務委託」のほか、林業の担い手を確保するための「林業新規就業者支援対策事業」、原木しいたけの生産や製炭に必要な原木の購入費用などを支援する「森林資源活用促進事業」など、4,882万6千円が予算措置され、実施されています。
なお、同譲与税の年度ごとの使い道については、町ウェブサイトでも公表していますので、ご覧ください。(「洋野町 森林環境譲与税」で検索)
問合せ:農林課(大野庁舎)
【電話】77-2113
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