ひろの食育通信 –No.45–

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■噛むことの大切さ
食事はバランスよく食べることが大事です。何を食べるかはもちろんのこと、食べ方にも大事なポイントがあります。例えば噛む回数です。時間をかけず、数回しか噛まずに食事をしていると、噛む筋肉が衰え、噛みにくくなり、食べられない食品が増え、偏食の原因になることがあります。また、唾液の量も低下し、歯が汚れやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まるなど、歯を失うという負のサイクルに陥ってしまいます。

■ご存知ですか?「噛ミング30(カミングサンマル)」
厚生労働省では、一口で30回以上噛んで食べることを目標とする「噛ミング30(カミングサンマル)」運動を提唱しています。30回というのは、窒息防止や五感での味わいを考慮し、従来から噛む回数のめどとしている回数です。
よく噛むことで満腹中枢が刺激され、満腹感が得られるため、食べ過ぎを防ぐことができ、生活習慣病の予防にもつながります。さらに、脳への血流の量が増え、脳の働きが活発になり、反射神経や記憶力、集中力、判断力などが高まり、寝たきりや認知症予防にもつながります。
皆さんも、今日から噛む回数を意識して、楽しみながら食事をしてみてはいかがでしょうか。

◇よく噛むための7つのポイント
(1)具材を大きく切る　
(2)食材の歯応えを残す　
(3)食材の組み合わせを工夫　
(4)食卓に水を置かない
(5)床に両足の足底をつける　
(6)急がない(急かさない)　
(7)食事を楽しむ

問合せ：農林課
【電話】77-2113