決算は皆さんの家庭の家計簿と同じで、地域づくりの記録でもあります。この「家計簿」を見れば、皆さんが納めた市税や市内の施設の使用料などがどのように使われ、地域づくりがどのように進められているかが分かります。
では令和5年度の市のお金はどのようにやりくりされたのでしょうか。一般会計を中心にお知らせします。
※表内の金額は表示単位未満で四捨五入しているため、総額と一致していない場合があります。
■決算総額は減少
令和5年度の決算は、歳出総額で令和4年度を4億1262万円ほど下回りました。この主な要因としては、令和4年度に実施したたきざわ子育て世帯臨時特別支援金給付事業の終了をはじめとする民生費の減少などが挙げられます。
一方、歳入総額は歳出を10億1358万円ほど上回り、これは翌年度の財源として活用されます。
歳入には、市の独自の財源である「自主財源」と、国や県からの補助金などによる「依存財源」があります。自主財源が多ければ多いほど市の予算にもゆとりが生じ、さまざまな事業の実施や、将来に向けての積み立てをすることができます。
■自主財源を支える市税
令和4年度の自主財源の構成割合が36・9%だったのに対して、令和5年度の自主財源の構成割合は35・1%となっていて、1・8ポイント減少しています。この大切な自主財源の約7割を占めているのは、皆さんが納める市税です。市税は、市の予算を支える大きな柱になっています。
■歳出のトップは民生費
市税や各施設の使用料など、市に入ってきたお金はどのように使われたのでしょうか。
歳出の第1位は民生費で、全体の42・1%を占めています。次に総務費(12・2%)、衛生費(10・0%)、土木費(9・7%)と続いています。
市はこれからも、皆さんが納めた大切な市税などを無駄なくやりくりし、効果的にサービスを提供していきます。
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