健康だより(1)

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■10月10日は世界メンタルヘルスデー
10月10日は、メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として、世界精神保健連盟が定めた「世界メンタルヘルスデー」です。

▽心の病気について
近年、生涯を通じて5人に1人が心の病気にかかるともいわれています。心の病気やメンタルヘルスに関する課題は身近な問題ですが、そのことに自分自身が気付いたり、周囲の人が気付いたりするのは難しいこともあります。
心の調子を崩してしまった場合には、自分自身や周囲の人がその不調に気付き、相談や受診などの行動に移すことが重要です。

▽うつ病とは
うつ病は日本人の約15人に1人が一生のうちにかかる、ありふれた病気です。脳内の神経伝達物質である「セロトニン」や「ノルアドレナリン」が減ってしまう病気だと考えられており、これらの神経伝達物質は精神を安定させたり、やる気を起こさせたりするものなので、減少すると無気力で憂鬱な状態になってしまいます。
うつ病は決して怠けているわけでも、気の持ちようで何とかなるものでもありません。重症になると「死んでしまいたいほどの辛い気持ち」が現れることもあるため、早めに適切な治療を受けることが必要です。

▽うつ病のサイン
(心の症状)
・悲しく憂鬱な気分が一日中続く
・これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない
・イライラする、怒りっぽくなる
・疲れやすく、何もやる気になれない
・自分に価値がないように思える
・集中力がなくなる、物事が判断できない
・死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う

(身体の症状)
うつ病の症状は、心の不調だけでなく、体の不調や行動の不調として現れることが多くあります。
・食欲が減る、あるいは増す
・性欲がない
・眠れない、過度に寝てしまう
・体がだるい、疲れやすい
・頭痛や肩こり
・動悸
・胃の不快感、便秘や下痢
・めまい
・口が乾く

▽1人で悩まないで～相談することで解決できる問題がたくさんあります