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自治体の皆さまへ

健康だより(1)

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岩手県滝沢市

■望まない「受動喫煙」をなくそう
▽喫煙が体に与える影響
喫煙が体に及ぼす影響は、多岐にわたります。特にCOPD(慢性閉塞性肺疾患)は、喫煙の影響がとても大きい疾患です。たばこの煙に含まれる有害物質を吸い込むことにより、気管支や肺に炎症が起こり、徐々に息をするのが辛くなり、進行すると体が酸素欠乏に陥ります。一度発症すると完治しないため、早めの禁煙が重要です。

▽禁煙のさまざまなメリット
年齢を重ねてから禁煙しても遅くはありません。禁煙を始めると、24時間で心臓発作のリスクが下がり、さらにその数日後には、味覚と嗅覚が回復して歩行も楽になるなど、体は徐々に回復を始めることが分かっています。しかし、たばこには依存性があり、自分の力だけでは禁煙が難しい場合があります。その際は禁煙外来に通うことも効果的です。

▽家庭内での受動喫煙を防ぎましょう
子ども、妊婦、高齢者は受動喫煙の影響を受けやすいため、特に配慮が必要です。換気扇の下で吸っているから、空気清浄機があるから大丈夫と思っていませんか。それらの対策では、煙の吸い込みが十分ではなく、たばこの煙の有害物質は、壁やカーテン、衣服などにも染み込むと言われています。大切な家族を守るために、家庭内での受動喫煙を防ぎましょう。

▽check!
肺がん、胃がん、すい臓がん、子宮頸がんは、令和2年の滝沢市のがんによる死因のトップ4です。
がん:
・肺がん
・口腔、咽頭がん
・喉頭がん
・鼻腔、副鼻腔がん
・食道がん
・胃がん
・肝臓がん
・すい臓がん
・膀胱がん
・子宮頸がん
循環器疾患:
・心疾患
・脳血管疾患
・腹部大動脈瘤
・動脈硬化(末梢性)
循環器疾患:
・COPD(慢性閉塞性肺疾患)
・呼吸機能の低下
その他:
・2型糖尿病
・歯周病
・妊婦の場合…早産・低出生体重、胎児発育遅延・乳児突然死症候群(SIDS)
参考:「喫煙と健康喫煙の健康影響に関する検討会報告書」

▽受動喫煙対策のルール
ルール1:屋内は原則禁煙
・学校、児童福祉施設、病院、診療所、行政機関など
→敷地内禁煙です。敷地内では車の中でも喫煙することはできません。
・飲食店、事務所、ホテルなど
→原則屋内禁煙です。喫煙する際は、喫煙専用室などの設置が必要です。
・屋外や家庭など
→周囲の状況に配慮し、子どもや妊婦が近くにいる場合は喫煙しないこととされています。
ルール2:20歳未満は喫煙エリアへの立ち入り禁止
事業所や施設の従業員であっても、20歳未満は喫煙エリアに入ることができません。

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