■「第1次滝沢市環境基本計画」とは?
「計画」というと、私たちの普段の生活にはあまり関係のないものと捉えがちではありませんか。
令和5年3月に策定された「第1次滝沢市環境基本計画」では、その名のとおり、本市を取り巻く「環境」について、私たちの代だけではなく、子どもたちや、さらにその先の未来を滝沢で暮らす皆さんに、今の滝沢が持つ資源や環境をどうやって残していくかについて、市民や市民団体、事業所や行政それぞれの役割を記しています。
近年、日本はもちろん、岩手県でもSDGs(エスディージーズ)や脱炭素に関する機運が高まっており、脱炭素に向けて将来を担う県内大学生と行政が手を組んでプロジェクトチームが立ち上がるなどしています。
本市でも、未来を守っていくために、皆さんと行政が一体となり取り組みを推進していく必要があります。
■本計画の概要
ここからは、本計画の内容について、一問一答形式で学んでいきましょう。
Q.第1次滝沢市環境基本計画とは?
A.本市の環境の将来像を明らかにし、市民、市民団体、事業者と市が協働して取り組むための指針となる総合的、基本的な計画。市の最上位計画である「滝沢市総合計画」に掲げる将来都市像を環境面から実現する、市の環境行政の基礎となる計画です。
Q.誰が作った計画?
A.住民や市内事業者、各種団体の代表を構成員とした市環境審議会と、有志で構成されたたきざわ環境パートナー会議、そして市の協働で作られた計画です。
Q.計画期間は?
A.令和5年度(2023年度)から令和12年度(2030年度)までの8年間です。
Q.計画の対象分野は?
A.本計画では、(1)気候変動、(2)自然共生、(3)資源循環、(4)快適な生活環境、(5)環境活動の5分野を対象としています。
Q.計画の主人公は?
A.本計画は、市民、市民団体、事業者、市がそれぞれの役割を果たし、さらに協働することにより、計画をより効果的に推進していきます。
Q.例えばどんな目標があるの?
A.気候変動の分野では、温室効果ガスの排出量や再生可能エネルギーの域内自給率、自然共生の分野では、グリーンツーリズム(注)の利用者数などを目標としています。
(注)グリーンツーリズム…自然や文化、人々との交流を楽しむ、滞在型の余暇活動
■本計画で目指すたきざわらしさの環境イメージ(キャッチフレーズ)
鈴の音が心地よい 環境のまち たきざわ
■たきざわが目指す環境の姿
安全・安心な生活環境を未来に引き継ぐまち
岩手山麓の豊かな自然と共生し、地域資源循環を大切にして脱炭素型社会を目指すため、環境を知り、学び、行動します
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