令和6年度の市の予算が決まりました。「予算」は市に入ってくるお金がどれくらいで、そのお金を何に使うか、市のお金のやりくりを計画したものです。皆さんが納めた市税や施設の使用料などはどのように使われるのか、一般会計の概要を紹介します。
※表内の金額は、表示単位未満四捨五入しているため、総額と一致していない場合があります。
■歳出(目的別内訳)の解説
民生費:高齢者福祉や保育園、生活保護などの経費
総務費:一般事務経費や財産管理、積立金などの経費
衛生費:病気予防のための各種検診やごみ処理などの経費
土木費:道路整備や公園整備などの経費
教育費:小・中学校の整備や社会教育を行うための経費
公債費:借入金の返済金
消防費:市消防団員による消防や救急活動などの経費
農林水産業費:農林業の振興に要する経費
商工費:商工業の振興に要する経費
その他:議会費、労働費、災害復旧費など
■一般会計予算の動向
一般会計予算は市の中心となるもので、市がまちづくりを進めていくための基本的な経費が盛り込まれている会計です。
市の令和6年度の一般会計予算は、205億円で、前年度に比べて5・1%、金額で10億円の増加となっています。
歳入では、市税や地方交付税などが増加しています。一方歳出では、児童手当制度の改正による支給額や庁舎改修の経費などが増加しています。
■予算を支えるのは皆さんが納めた市税です
歳入には、市の独自の財源の「自主財源」と、国や県からの補助金などによる「依存財源」があります。
「自主財源」が多ければ多いほど、市の予算にもゆとりが生じ、市民の皆さんに市独自のサービスを提供したり、将来に向けての積み立てをすることができます。
この大切な「自主財源」の約7割を占めているのが、皆さんが納める市税です。
市税は、市の予算を支える大きな柱となっています。
■貴重なお金の使い道は
皆さんが納めた市税など、市に入ってきたお金の使い道を決めたものが歳出です。
歳出で最も大きな割合を占めているのは、福祉のために使われる民生費です。全体の42・9%を占めていて、前年度に比べて4・8%、金額で4億14万円増加しています。
次に総務費が10・7%を占め、前年度に比べて15・3%、金額で2億8981万円増加しています。
続いて衛生費、土木費、教育費となっています。
市は、限られたお金を有効に活用しながら、市民の皆さんと共に計画的な将来投資を進めていきます。
本年度も市政に対する皆さんの理解と協力をお願いします。
問い合わせ:財務課
【電話】656・6569
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