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自治体の皆さまへ

健康だより(1)

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岩手県滝沢市

■熱中症を予防しましょう
これから湿度や気温の高い夏がやってきます。本格的に暑くなる前に熱中症予防について考えてみませんか。

▼熱中症とは
高温多湿な環境に長時間いることで、体温を調節する機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態です。
屋外で活動している時だけではなく、就寝中など室内で熱中症を発症することもあり、救急搬送されたり、場合によっては死に至ることもあります。
熱中症は、気温が25℃くらいから発生し始め、5月下旬から9月下旬まで注意が必要となりますが、適切な対策をすれば防ぐことができます。正しく理解し、予防しましょう。

▼熱中症になりやすい人
全国の熱中症における救急搬送状況の年齢区分別、初診時における傷病程度別などの内訳を見ると「高齢者」が最も多く(総務省「令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」)、高齢者にはより一層の配慮が必要です。また、発症数は少ないものの、暑さに弱い子どもにも注意が必要です。

▼暑さ指数「WBGT」とは
暑さ指数(WBGT)とは、人の体と外気との熱のやりとりに着目し、(1)湿度、(2)日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、(3)気温の3つを取り入れた指標です。これは、労働環境や運動環境の指針としても有効であらゆる場面で熱中症予防の基準として定められています。
暑さ指数が、28を超えると熱中症患者が著しく増加することが分かっており、31を超えると屋外での活動・運動は避け、涼しい場所に移動することが望ましいとされています。

▼熱中症予防のポイント
▽暑さを避ける
室温を確認し、エアコンの温度設定を調整しましょう。通気性の良い衣服の選択や暑い時間帯は外に出ないようにしましょう。

▽こまめに水分補給をする
のどの渇きを感じなくても、こまめに水分補給をしましょう。大量に汗をかいたときは、イオン飲料を飲みましょう。

▽暑さに負けない体を作る
日頃から健康管理に気を付け、十分な睡眠を確保しましょう。暑い時間を避け、適度な運動をしましょう。

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