■肝炎ウイルス検査、前立腺がん検診を実施中
実施期間:6月1日~10月31日
▽肝炎ウイルスとは
「肝炎ウイルス」とは、人の肝臓の細胞に感染し、肝臓の炎症を引き起こすウイルスです。
肝炎ウイルスにはA型からE型まであり、B型肝炎とC型肝炎は肝硬変や肝がんへ進行するリスクがあります。
日本国内には、B型とC型肝炎ウイルスの感染者がそれぞれ100万人ほどいると推測されています。
▽対象
40歳以上で検査を受けたことがない人
▽肝がんの原因
出典:日本肝臓学会肝がん白書 平成27年度
▽「陽性」なら必ず精密検査を
肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、進行するまで自覚症状が現れにくい臓器です。
現在日本には、肝炎の治療が必要な状態でも未治療の人が、B型肝炎で約90万人、C型肝炎で約80万人いると推定されています。病気が進行してしまうと、治療が長引き日常生活や仕事にも支障が生じ、身体的にも経済的にも負担が大きくなります。
肝炎ウイルス検査を受け「陽性」という結果が出たら、必ず肝炎の専門医を受診しましょう。
▽検査方法
B型とC型肝炎ウイルス検査(血液検査)
▽料金
千円(70歳以上の人などは費用が免除される場合あり)
▽前立腺がんとは
前立腺がんは近年増加している男性特有のがんです。50歳ごろから増え、年齢を重ねるにつれ罹患数が増えるのが特徴です。
▽対象
50歳以上の男性(昭和50年3月31日以前に生まれた人)
※ただし、すでに前立腺疾患で治療中・経過観察中の人は対象になりません。
▽検査方法
PSA検査(採血検査)
▽料金
1910円
※受診者一律の料金です。
▽基準値以上なら必ず精密検査を
PSA検査で精密検査の該当になった場合は「前立腺がん検診結果連絡票」が病院から発行されます。その際は、必ず専門医療機関を受診し、経直腸エコーや前立腺生検などの精密検査が必要になります。
▽特定・長寿・基本・若年者健康診査も6月から開始
各健診の対象者などは、広報たきざわ5月1日号とじ込みの検診だよりのとおりです。対象者で通知が届いていない場合は、問い合わせてください。
※若年者健診の対象者は、6月中に通知を送付します。受診を希望する場合は、健康づくり課に申し込んでください。
▽市の指定医療機関と健診一覧
※若年者健診は、盛岡市の一部の医療機関でも実施しています。
問い合わせ:健康づくり課
【電話】656・6527
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