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盛岡から世界に飛躍する2つの産業(1)

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岩手県盛岡市 クリエイティブ・コモンズ

MORIOKA 2024 IT and HEALTH TECH INDUSTRIES

社会全体でデジタル化が進み、本市の産業を取り巻く環境も大きく変化しています。
その中で今、成長が期待される2つの産業について、市の取り組みや市内で活躍する企業を紹介します。

■世界に誇るテクノロジー IT and ヘルステック産業
▼盛岡から世界を目指す 地域経済をけん引する産業へ
市では、世界に通じる魅力ある産業が集積する盛岡を目指し、「IT産業」「ヘルステック産業」を中心に、企業誘致や理工系人材などの地元定着の強化に取り組んでいます。現在、IT産業の事業所数は100社以上で、東北では仙台市に次ぐ規模を誇ります。さらに、ヘルステック産業では産学官金※が連携した取り組みが活発化するなど、産業集積につながる強みが新たに生まれています。
※産学官金:教育・研究機関と企業、行政、金融機関

▽IT産業事業所数(東北6県主要都市上位5都市)
仙台市:721
盛岡市:136
秋田市:100
山形市:96
郡山市:91
※総務省・経済産業省「令和3年経済センサス-活動調査結果」より

▼IT 情報技術産業
▽進化を続け社会を大きく変える
コンピューターやインターネットなどの通信技術を活用し、あらゆる産業や生活に取り入れることで課題解決や新たな価値を生み出すことを可能にします。全ての経済社会活動で欠かすことのできない分野として、成長を続けていくことが期待されています。

▼HEALTH TECH ヘルステック産業
▽最先端技術で健康と医療を支える
先進的な技術を活用した医療・介護・健康増進などのための機械器具や医薬品、ソフトウエアなどに関する産業。高齢化により、遠隔医療に関する技術革新や健康の維持・増進のための機器などの普及が急加速しています。

■IT 東北第2位のIT産業の集積
市は、さらなるIT産業の集積や事業拡大のため、企業への新事業開発や起業・創業の支援などに取り組んでいます。

地域企業成長加速支援事業
「MORIOKA ACCELERATOR PROGRAM(モリオカアクセラレータープログラム) 2023」

デジタル技術を活用して事業拡大に取り組む中小企業を「盛岡スタートアップ」として認定し、集中的な支援を実施しています。

市の主な支援の内容:
・事業拡大サポート
・メンター(助言者)を紹介
・商談機会の提供・ネットワーキング
・PR機会の提供・情報発信 など

▼認定企業事業紹介
▽システム開発で問題解決につなげる
(株)A to(トウー) Zテクノロジ 張精(ちょうせい)代表取締役
令和4年に設立後、画像認識技術を使って、工場などで欠陥を自動検出するシステムや、手の動きなどを認識して接触せずに操作できる非接触リモコンの開発、画像処理やAIに関する事業所向けの教育支援などを行っています。
ソフト開発がメインなので、自社では賄えない設備や機器などのハード面を担うパートナーがほしいと思い、このプログラムに応募しました。システムを使ってさらにいい商品を作り、社会の発展に貢献できるよう挑戦し続けたいです。

写真:自動車工場などで、塗装した表面にある人の目では見落としやすい細かい傷などを検出します。画像認識技術を使って工場での問題点をどう解決するかをよく相談した上で、システムを開発するよう心がけています。
※写真は本紙をご覧ください。

▽「支援の質」を飛躍的に伸ばす2つの改革
(株)CREDO(クレド) 山門武志(やまかどたけし)代表取締役
文部科学省の令和4年の調査結果によると、通常学級に在籍する小学生の10.4パーセントに発達障害の可能性があり、読み書きや対人関係に困難があることが明らかになっています。特性に応じた適切な支援が課題とされていることから、弊社では岩手で初めて集団の運動療育に特化した放課後等デイサービスを開所し、子どもたちの発達を促す運動療育プログラムを開発・提供しています。また、今後の命運を分けるのは、やはりテクノロジーの活用。日々の支援をビッグデータとして蓄積し、ノウハウとして利活用できれば支援の質が上がり、より子どもたちの笑顔につながると考えています。

▼起業・創業する人を支援しています
市は、市内で起業しようとする人や、起業後間もない人を支援しています。
起業・創業支援の取り組みは、市ホームページをご覧ください。

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